ベテランFW岡崎慎司、コパ・アメリカ出場で再認識した“嫌な選手”と“怖い選手”の違い

Football ZONE web / 2019年6月26日 7時20分

■エクアドル戦は中島の先制点に絡むも、自身はシュート0本でノーゴールに終わる

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間24日に行われたコパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ第3戦でエクアドルに1-1で引き分け、3位通過での準々決勝進出を逃した。2戦連続でのスタメン出場となったFW岡崎慎司(レスター)は、「前線で嫌な選手になれたかもしれない。でも、怖い選手になるのは別のこと」とノーゴールに終わった自身の課題を挙げた。

 勝てばグループリーグ突破の日本は、第2戦ウルグアイ戦(2-2)のメンバーからトップ下をMF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)に変更してスタートした。前半15分、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)のスルーパスに岡崎が反応。スペースに抜け出すもボールは相手GKにクリアされたが、こぼれ球を拾った中島がミドルシュートを叩き込み、幸先よく先制した。

 しかし、前半35分にエクアドルFWアンヘル・メナに押し込まれて同点。岡崎自身、同40分に中島と久保の連係プレーの囮となって攻撃に絡んだシーンこそあったが、シュート0本で後半21分にFW上田綺世(法政大)と交代した。チームも1-1でタイムアップを迎え、得失点差でブラジルが待つ準々決勝への進出を逃してしまった。

 岡崎は「まずは1トップを張れるかどうかで、やれたとは思う」としつつも、「ウルグアイ戦と違うのはシュートまで行けなかったこと。ターンしてシュート、そういうのを引き出せなかった。1試合に1本でも打ちたいし、そういう選手にならないといけない」と課題を挙げた。

「いろいろな形のシュートパターンを作り出せるようにしたい。そうじゃないと世界では戦えないと思っているし、危険な選手にならないとパスは出てこない。前で嫌な動きをして、2トップのような感じで守備もしたけど、抜け目なくゴール前へ行くのは、(エディンソン・)カバーニ、(ルイス・)スアレス、(ラダメル・)ファルカオ、(セルヒオ・)アグエロを見ても決めてくる。前線で嫌な選手になれたかもしれない。でも、怖い選手になるのは別のこと」

■「自分が今、どれだけFWとしてできるかの試金石になった」

 もっとも、岡崎は今季レスターでリーグ戦のスタメン出場は昨年11月の1回のみで、コパ・アメリカ直前のキリンチャレンジカップもベンチ外。ロシア・ワールドカップ以来の代表戦ながら、グループリーグ全3試合でピッチに立った。当初は経験の伝承役を期待されていたなかで、結果的に若手FWに対して格の違いを見せつける格好となった。本人も「2試合もスタメンで出られると思っていなかった部分もある」と明かす。

「自分が今、どれだけFWとしてできるかの試金石になった。ここから移籍先が決まって、1年も無駄にできないサッカー人生。点を取るのは奇跡的なことではなく、毎試合取っているヤツが取る。リーグで点を取って、代表でも点を取れるようになったら成長だと思う」

 今年4月で33歳を迎えたが、まだまだ老け込む歳ではない。A代表歴代3位の50得点を誇るストライカーはさらなる進化を求めて走り続ける。(Football ZONE web編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)

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