「あまりに実力不足」 ベネズエラに惨敗の森保ジャパン、英記者が断罪した日本人選手は?

Football ZONE web / 2019年11月20日 20時40分

■日本はベネズエラに1-4の惨敗 「なんて悲劇だ!」

 日本代表は19日、国際親善試合でベネズエラ代表と対戦。前半だけで4失点を喫する守備の崩壊ぶりを露呈し、ホームで1-4の大敗を喫した。

 この結果を受け、かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏は、「なんて悲劇だ!」と日本の守備崩壊に驚きを示しつつ、先発した日本代表DF佐々木翔(サンフレッチェ広島)について「あまりに実力不足」と辛辣な言葉を投げかけている。また、ベネズエラが見せた力強いパフォーマンスには「日本の目を覚まさせる息吹を吹き込んだ」と指摘している。

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 なんて悲劇なんだ! 火曜日の夜、日本の守備陣は震えながら布団についたことだろう。なんとかして眠りにつくことができたとしても、夢の中では(ベネズエラ代表FW)サロモン・ロンドンが待ち構えていて、再び襲いかかる準備をしていたはずだ。

 巨大なベネズエラストライカーはパワー、存在感、ボールタッチで守備陣を怯えさせる多大なチャンスを生み出しており、森保監督がピッチに送り込んだ最終ラインよりもはるかに経験値で勝っていたのは確かだ。

 かつてウェスト・ブロム・アルビオンでプレーしていた男は卓越した技量の持ち主ではあるが、森保監督の元で守備的な戦術を磨いてきた日本がこれほどの大差で敗れたことだけでなく、前半に関してサムライ・ブルーが試合内容でも圧倒的に凌駕されていたことは、理解に苦しむ事態だ。

 最初の45分間で日本が見せた的外れな守備のパフォーマンスは考えられないものだった。コパ・アメリカでチリを相手に0-4で敗れた試合でさえポジティブな要素はあり、スコアほどの差はなかった。

■ホームで屈した屈辱的な敗戦に「日本は危機感を持つべき」

 最後に日本がホームで1-4の失態を犯したのは、東アジア選手権での韓国戦だったが、ハリルホジッチ前監督は経験値の少ない選手たちで構成したチームで大会に臨んだため、少なからず言い訳の余地は残されていた。

 もちろん森保監督も数多くの選手変更を施し、彼が考えうる最強のラインナップを排除したなかでの一戦となったが、バックアップの選手たちのパフォーマンスは疑う余地もなくクオリティーの問題を露呈する格好となった。

 川島永嗣はポストの間を託される存在には程遠く、佐々木翔に関しては、以前からそうであったが、あまりに実力不足だ。畠中槙之輔と植田直通のセンターバック(CB)コンビもベネズエラのフィジカルに対応できず苦悩させられ続けていた。

 ロンドンのパワーだけではない。ヤンヘル・エレーラ、ダルウィン・マチス、ジェッフェルソン・ソテルドに翻弄されることがあまりに多く、守備陣は彼らのボールタッチ、動き出し、冷静沈着さに戸惑い続けていた。前半において、ベネズエラの攻撃陣は常に一瞬先を行っていた。

 冨安健洋と吉田麻也、そして、おそらくではあるが、ボール供給においていまだ改善されない問題を抱えている権田もそうだが、将来的にも先発が確約されている立場であろうことを確認する結果となった。長友佑都にも同じことが言えるだろう。

 キリンカップの親善試合では歩行者の行列が頻繁に起きるが、対戦相手は多大な給与が渡され、最終的には日本が勝利するシナリオが既定路線となっていた。しかし、火曜の夜はそうはならなかった。ロンドンは試合前日に大阪の観光スポットで撮影した写真を投稿していたが、旅行するためだけに日本を訪れたわけではなかった。彼らは戦いにやってきて、そして、無意義で活気に欠ける親善試合に、日本の目を覚まさせる息吹を吹き込んだ。

 W杯予選の突破は実質的に保証されているかもしれないが、ラファエル・ドゥダメル監督にいくつかのレッスンを享受され、カタールW杯で大きなインパクトを残したいのであれば、日本は危機感を持つべきだ。(Football ZONE web編集部)

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