W杯噛みつき事件、なぜ相手を称賛? 伊代表DFがスアレスの「ずる賢さ」を指摘

Football ZONE web / 2020年5月24日 7時50分

■ブラジルW杯、スアレスに噛みつかれた伊代表DFキエッリーニが回想

 ユベントスのイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニが自叙伝「Lo Giorgio」のなかで、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)で自身の肩に噛みついたウルグアイ代表FWルイス・スアレス(バルセロナ)に称賛の言葉を送っている。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。

 この“噛みつき”事件が起こったのは、14年ブラジルW杯グループステージ第3戦。キエッリーニのマークにイラついたスアレスは、あろうことかキエッリーニの左肩にガブリと噛みついた。キエッリーニが肩口を見せて抗議する衝撃の事件で、スアレスの悪名が世界中に知れ渡った。大会中の処分は免れたものの、これを受けてスアレスには厳しい処分が科されたのだった。

 ところが、スアレスに対する“恨み”はキエッリーニにはない様子だ。むしろ、この噛みつき行為を「スアレスの戦略」と評して、次のように称賛している。

「敵対心というのはフットボールの一部であり、私はそれを間違えているとは思わない。ライバルを超えるには、スマートにならなければならない。彼のずる賢さには敬服するよ。それがなければ、彼は人並みのフォワードになってしまうだろう」

 ちなみに、スアレスはこのW杯の約1年前にも“噛みつき”事件を起こしている。リバプールに所属していた2012-13シーズン、チェルシーとのプレミアリーグホーム戦(2-2)で相手DFブラニスラヴ・イバノビッチに噛みつき、この時の10試合の出場停止という厳しい処分を受けていた。

 だが、当時の状況を「私は試合の大半で(エディンソン・)カバーニをマークしていたんだ。そしたら突然、肩を噛まれたことに気がついた」と説明したキエッリーニは、「あれは彼(スアレス)の至近距離で戦うための戦略で、こう言ったらなんだけど、私も同じようにしたかもしれない。彼と私は似ている。彼のようなアタッカーと対戦するのが好きだよ」と思いを明かしていた。(Football ZONE web編集部)

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