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プレミアでVARの課題露呈 オフサイド判定の「決定的な角度が見つけられず」英注目

Football ZONE web / 2021年4月14日 8時40分

■サウサンプトン×WBAの前半4分にゴールがオフサイドで取り消され、VARも機能せず

 イングランドのプレミアリーグでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による判定がまたも話題になっている。日本代表MF南野拓実が所属するサウサンプトンとウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)が激突した第31節(現地時間12日)のゲームで、オフサイドに関するレビューで「決定的な角度が見つけられなかった」という事例が発生した。英公共放送「BBC」などが報じている。

 そのシーンは前半4分だった。セットプレーの二次攻撃からWBAの右サイドバックDFダーネル・ファーロングがシュートを放つと、これをゴール前にいたセネガル代表FWエンバイェ・ディアニェが頭でコースを変えて押し込んだ。しかし、副審はフラッグを上げており、オフサイドと判定された。

 リプレー映像で見ると、ボールを押し込んだディアニェのいたポジションはオンサイドで、そのすぐ横にいたDFカイル・バートリーがオフサイドポジションだったように見える。

 VARの映像チェックではサウサンプトンの最終ラインとなるDFヤニク・ヴェスターゴーアの足を基準にオフサイドラインを引いて確認が行われたが、ペナルティーエリア内で選手同士の距離が近く、カメラの映像ではバートリーがブラインドになる格好でディアニェの身体の一部が隠れてしまっているため、決定的な根拠となり得るラインを引くことができなかったという。

 これについて「BBC」は、「ビデオ・アシスタント・レフェリーは決定的なカメラアングルを見つけることができなかったため、オフサイドの判定を覆すことはできなかった」としている。

 オフサイドに関しては、選手がオフサイドラインを出ていたか出ていないかの事実を見極める事例のため、VARの進言だけで判定を変えることが可能だが、このシーンについては映像の角度の問題により、主審の「明白な間違い」を見つけることができなかったようだ。

 運用上の問題だったとはいえ、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「今季最も分かりにくいVARでの判定?」と疑問を投げかけている。また、同局の解説を務める元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、「VARではディアニェの肩が隠れて見えなかったが、彼がオンサイドである証拠のほうが、オフサイドだとする証拠よりも多かった。私はこのゴールを見たかった。これは主審のアシスタントというよりもシステムの問題を浮き彫りにしている」とVARのシステム上の問題に苦言を呈していた。(Football ZONE web編集部)

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