「さすが今のZ世代の子たち」 町田監督、鹿島を“常勝軍団”とは考えない「違う発想」に感心
FOOTBALL ZONE / 2024年5月23日 13時30分
■黒田監督は鹿島戦の位置づけが変わってきていることを示唆
鹿島アントラーズといえば、計20ものタイトルを獲得している名門中の名門だ。対戦相手は鹿島戦に特別な警戒心やある種の畏怖の思いを持って試合に臨むことが多かった。だが、そんな時代は変わってきたのかもしれない。
5月22日に行われたルヴァンカップ1stラウンド3回戦、FC町田ゼルビアが2-0で鹿島に完勝し、プレーオフラウンドに進出した。J1リーグ第3節でも1-0で鹿島を破っていた町田は、2試合連続の完封勝利となっている。しかも、町田はこの試合、3日前に行われたリーグ戦の東京ヴェルディ戦(5-0)から先発10名を入れ替えて臨んでいた。
過去最多6度のルヴァンカップ優勝を誇る鹿島を、ターンオーバーしたなかで勝てたことは、チームの戦術浸透度が示されたとともに、チームにとって大きな自信になるはずだ。だが、黒田剛監督は、鹿島戦の位置づけが変わってきていることを示唆した。
「もちろん伝統、歴史を本当に多く刻んできているチームだという感覚はありますけど、どちらかと言と今の若い選手たちは、あんまりそういう印象がないのか、あまり気にしていないのかなと思います。我々には昌子源という(鹿島の)強かった頃のディフェンスの柱としてやっていた選手がいますけど、若い選手はその時代のことをあまりよく覚えていない。それくらい時代が変わってきたなという印象も受けます。あまり苦手意識を持たない。我々のほうがむしろ意識してしまう」
鹿島がタイトルを獲り続けていた時代をよく知る黒田監督らコーチングスタッフのほうが、鹿島戦を強く意識することを明かした。
さらに、「若い選手たちは(鹿島戦を)意識せずに、まずは町田のサッカーをしっかりと志向する。誰が出ようと、どんな相手が来ようと、自分たちの役割をしっかり果たすところに舵を振ってできている。そこがさすがだなというところと、さすが今のZ世代の子たちなのか、昔とは違う発想があるのかなとすごく感じます」と、選手が多く入れ替わったなかでも、黒田監督率いる町田のサッカーをしっかりと示したチームに対して、頼もしさを強く感じたようだ。(河合 拓 / Taku Kawai)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
町田・黒田監督に「言われてしまった」 ハーフタイムに喝…常勝軍団へ甘さを許さない徹底した姿勢【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年6月11日 12時30分
-
ルヴァン杯8強も追いつかれた選手に喝…町田・黒田監督の“危険なスコア”論「2点差は85分まで無いようなもの」
ゲキサカ / 2024年6月9日 20時7分
-
青森山田高の師弟がプロの世界で再会 柴崎岳が町田に感じた“黒田イズム”「昔から負けず嫌い」
FOOTBALL ZONE / 2024年5月23日 10時40分
-
大敗町田戦から悲壮な思いで再起誓う東京V…城福浩監督「今変われないと、今季は変われない…」
超ワールドサッカー / 2024年5月21日 20時0分
-
「一番しっくりくるゲーム」圧勝で首位返り咲きの町田、FC東京&東京Vとの戦いに「この2チームには絶対に負けないという気概を持つことに意味がある」
超ワールドサッカー / 2024年5月19日 23時5分
ランキング
-
1女子バレー日本、世界女王セルビア撃破! 主力不在の相手も3-0完勝…1日遅れのパリ五輪出場セレモニーで歓喜【ネーションズリーグ】
THE ANSWER / 2024年6月15日 20時39分
-
2日本バスケ界に超異例の契約 富永啓生、憧れカリーブランド4人目選手に 本家と対戦なら「やっつけてやりたい」
THE ANSWER / 2024年6月15日 12時32分
-
3女子バレー日本、五輪は「最強メンバー12人を選びたい」 選手選考に眞鍋監督が言及、リベロの人数は未定【ネーションズリーグ】
THE ANSWER / 2024年6月15日 21時51分
-
4女子100メートルで小針陽葉が連覇…どん底からの復活にのけぞりガッツポーズ…東海高校総体
スポーツ報知 / 2024年6月16日 8時48分
-
5横浜DeNAベイスターズ・山﨑康晃の先発転向を伊東勤氏が提言 「思い切って…」
Sirabee / 2024年6月15日 19時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください