判定の理想形!? 「主審の泣きどころ」を副審&VARでカバーしたJ1事象に脚光「いいサポート」
FOOTBALL ZONE / 2024年5月28日 14時30分
■元日本代表DF坪井慶介氏は「VARがいることでちゃんとハッキリした」と発言
スポーツチャンネル「DAZN」による、今シーズンの審判に関する新番組「Jリーグ審判レポート」が配信され、5月6日に行われたJ1リーグ第12節、東京ヴェルディとジュビロ磐田の試合でハンドの反則により東京VへのPKと判定された場面が、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)との音声も公開しながら取り上げられた。
前半33分、東京Vはコーナーキックをファーサイドに蹴り込むとDF千田海人がヘディングで折り返し。このボールがMF松本昌也の左腕に当たったところで飯田淳平レフェリーはハンドの反則として東京VへのPKと判定した。
VARの先立圭吾氏、AVARの平間亮氏と飯田レフェリーを交えた会話の音声では、PKの判定とほぼ同時に先立VARが「ポッシブルハンド確認します」とコメント。映像の選択に入る一方で、平間AVARは「ポッシブルアウトもあるからね」と、千田の折り返しの前にボールがゴールラインを越えているかどうかを確認する必要に触れていた。
その後、映像でハンドの判定に問題がないことを確認し、飯田レフェリーには平間AVARから「ハンドのチェックは終わっています。ラインアウトの確認をしています」と連絡。最終的に判定に変更なくチェックが終わった。
飯田レフェリーから磐田の選手に対して「手が離れているとVARも判断しているし、俺も判断している。終わりにしましょう」と話している音声も入っていた。
ゲスト出演した元日本代表DF坪井慶介氏は、「第四審判まで含め4人の目で見ても難しいような位置だと思う。VARがいることで、ちゃんとハッキリしたシーンだと思う」と話した。
現役時代にJ1で数多くの試合を担当した日本サッカー協会(JFA)審判マネジャーの村上伸次氏は「副審サイドのペナルティーエリア内はレフェリーの泣きどころ。死角や見えないところがたくさんある。それをみんなで見ないといけない。そのなかで、今回の判定は実は副審がフラッグアップしてハンド(の判定)をサポートしている。そこにレフェリーの飯田さんがPKの笛を吹いて、そこからVARのチェックになった」と、副審の田中利幸氏によるサポートがあったと説明している。
また、村上マネジャーはこの場面での田中副審について「ボールの位置がオフサイドラインになる。オフサイドも見ないといけない、ゴールラインのインアウトも見ないといけない、ハンドも見ないといけない。3つのことが連続というか同時に起こるシーン。非常にいいサポートだった」と話していた。(FOOTBALL ZONE編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
脳震盪による交代の新ルール、ハンドPKのカード基準…JFA審判委が2024-25競技規則改正点を説明
ゲキサカ / 2024年6月19日 22時3分
-
「いかに納得してもらえる判定をするか」物議醸した水戸vs長崎のPK判定…VARなしでの判定変更にJFA審判委員会が見解「プロセスが良くなかった」
超ワールドサッカー / 2024年6月19日 16時30分
-
VAR未導入のJ2水戸vs長崎で起きた物議のPK判定変更…JFA審判委が経緯説明「プロセスが良くなかった」
ゲキサカ / 2024年6月19日 15時9分
-
日本代表OB「聞けて良かった」 主審とVAR間の「サイレントチェック」の仕組みは?
FOOTBALL ZONE / 2024年5月30日 13時20分
-
J1でハンド反則→PK取り消し 元主審がVAR経緯を解説、再開方法は明確な規定なし
FOOTBALL ZONE / 2024年5月28日 11時20分
ランキング
-
1【巨人】「若い選手見習った方がいい。なんとかしようと思っているのが見える」阿部監督、V打の山崎伊を絶賛…一問一答
スポーツ報知 / 2024年6月25日 21時29分
-
2「デカすぎんだろ」 身長220cmの17歳・中国バスケ女子に日本人唖然「脅威すぎないか…」
THE ANSWER / 2024年6月26日 7時13分
-
324号・大谷翔平が69年ぶり偉業 到達した「9」を米メディア報道「LAドジャースの新記録だ」
THE ANSWER / 2024年6月26日 10時2分
-
4大谷翔平、24号直後に“逆走”の珍場面 一塁ベース踏みに戻る ネット「何?」「珍しい」
THE ANSWER / 2024年6月26日 9時20分
-
5大谷あるぞ三冠王! 不動の1番ベッツの故障離脱は「むしろプラス」の意外な理由
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月25日 11時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください