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「誰一人として責める人はいません」 23歳日本人DF、PK失敗でクラブが“異例声明”に反響「泣ける」

FOOTBALL ZONE / 2024年5月28日 18時30分

■デュッセルドルフの内野貴史は7人目のキッカーを務めて外した

 ドイツ2部デュッセルドルフは現地時間5月27日、ブンデスリーガ1部2部入れ替え戦でボーフムと対戦し、PK戦の末、昇格は叶わなかった。第1戦を3-0で勝利していたデュッセルドルフだったが、ホームの第2戦では0-3でリードされ、延長戦へ突入。PK戦ではU-23日本代表DF内野貴史が7人目で外してしまい、ボーフムに奇跡的な逆転残留を決められた。クラブは公式SNSで「ただ間違いなく言えること 誰一人として貴史を責める人はいません これは絶対です」と綴って、泣きじゃくる内野をGKフローリアン・カステンマイヤーが強く抱きしめる一枚の写真を投稿した。

 デュッセルドルフにとっては残酷な展開が待っていた。第1戦では敵地ながら3-0と快勝を収めていたなか、日本代表MF田中碧が先発を飾り、23歳の内野、MFアペルカンプ真大はベンチスタートとなった。一方のボーフムFW浅野拓磨もまずはベンチから戦況を見守った。

 日本人対決で田中だけがピッチに立っていたなか、前半18分、まずはボーフムが第2戦の先手を取る。それでも、延長まで2点が必要ななか後半13分に浅野がピッチに立つ。浅野の登場で流れはボーフムへ。同21分に1点を追加すると、2分後にはボーフムがPKを獲得。これをFWケビン・シュテーガーが決めて振り出しに戻した。

 試合は白熱の延長戦へ突入。そして120分では決着がつかず、PK戦となった。

 デュッセルドルフは1人目のアンドレ・ホフマンが失敗。だがボーフムの3人目が外し、2-2でキッカーは浅野。これを決めて、流れを作ると両者5人目、6人目を決めてボーフムは7人目が成功。そして内野に出番が回ってきたが、ネットを揺らすことができず、この時点でボーフムの残留が決定した。


(デュッセルドルフ公式Xのスクリーンショットです)

 試合後、芝へ突っ伏し大粒の涙を流した内野。自身を責めるなかで指揮官や仲間が駆け付け、内野を慰めた。クラブ公式SNSでは守護神フローリアン・カステンマイヤーがうしろから強く抱きしめた写真を公開。ファンからは「悔しさを全部、パリ五輪にぶつけてほしい」「デュッセルドルフいいチームだなー」「素晴らしい闘志と勇気だった」「時間がかかっても良いから前を向いて欲しい」「本人は悔しいよね」「この大事な場面でPKを任されるのは選ばれた人だけ」「この場面でPKを蹴った経験は必ずどこかで活きる」「写真一枚で泣ける」とエールを送る声が多く届けられた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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