「恐怖のタックル」 南米で戦慄ファウル…“アキレス腱”踏みつけ蛮行プレー海外物議「残酷」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月1日 6時30分
■セロ・ポルテーニョはグループ最終戦をドロー
パラグアイ1部セロ・ポルテーニョは現地時間5月29日、リベルタドーレス杯のグループステージ第6節でコロコロ(チリ)と対戦し1-1で引き分けた。この結果を受け決勝トーナメント進出が閉ざされたなか、セロ・ポルテーニョDFが試合終盤に犯した“蛮行”に強い批判の声が寄せられている。
決勝トーナメントに進むにはこの試合での勝利が絶対条件だったセロ・ポルテーニョ。ただ前半23、FWカルロス・パラシオスにPKを沈められコロコロに先手を許す。それでもセロ・ポルテーニョは食い下がり、その12分後にMFフェデリコ・カリーソのループシュートで試合を振り出しに戻した。
ホームの観衆の声援を背に、セロ・ポルテーニョは後半に入ると果敢にゴールを狙った。しかし肝心の1点が遠く、試合はそのままタイムアップ。グループ3位になったセロ・ポルテーニョはコパ・スダメリカーナの予選2回戦に回ることになった。
悔しい結果となったなか、この試合では物議を醸すセロ・ポルテーニョDFの危険すぎるファウルがあった。問題のシーンが起きたのは後半アディショナルタイム10分。敵陣の高い位置でボールを受けたコロコロDFマクシミリアーノ・ファルコンが突破を図ろうとしたところ、セロ・ポルテーニョDFアラン・ベニテスによる後方からのチェイスを受けて転倒した。
苦悶の表情を浮かべ、激しくのたうち回るファルコン。このシーンをよく見ると、ベニテスはファルコンの左足アキレス腱辺りを激しく踏みつけている。ボールに向かってプレーする意図は感じられず、思うようにならない展開に痺れを切らした末の暴力行為と見て間違いないだろう。当然ながら、ベニテスには主審からレッドカードが提示された。
ベニテスの危険タックルには、英紙「ザ・サン」も「選手生命を終わらせ得る恐怖のタックル」と注目。英国内でも大きな物議を醸したようで、「残酷」「年単位の出場停止を」「なぜこんなことができる」といったファンによる強い批判の言葉を伝えている。(FOOTBALL ZONE編集部)
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