横浜FM監督、J判定に苛立ち「あれを流すか?」 スローイン妨害“許容”に唖然「信じられない」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月1日 20時30分
■横浜FMが鹿島に2-3敗戦、キューウェル監督が判定に不満露わ
横浜F・マリノスは6月1日のJ1第17節で鹿島アントラーズに2-3で競り負け、今シーズン2度目の連勝を逃した。試合終了後にもフラッシュインタビューの対応などがあり、ある程度の時間が経過して記者会見場に現れた横浜FMのハリー・キューウェル監督だったが、試合中と同様に真っ赤な顔をしていた。
試合終了後にイエローカードを受けたキューウェル監督は、「長く喋りたくない。試合について話すこともできるが、そこにこの試合のポイントはない。サッカーのルールの正解が分からなくなっている。ジャッジの部分で不公平な部分があった」と、ジャッジに対する不満をぶちまけた。
最初に不満に挙げたのは鹿島の同点ゴールの場面について。「ファウルがあったのに、プレーが続行された。アンフェアだったし、あれで試合全体の流れが変わった」と言い、続いて1点を追う試合終了間際のスローインの場面についても言及した。
後半アディショナルタイム7分、左サイドでスローインを得た横浜FMはロングスローを入れようとした。この時、鹿島のMF樋口雄太がライン際に駆け寄り、ボールが投じられる前でジャンプをした。ボールは樋口に当たらずにゴール前へ入ったが、キューウェル監督は、この場面についてスローインの妨害だと抗議をした。
「私はスローインを行う選手の前に思い切り走っていき、ジャンプをすることが許されるというルールがあることを日本に来るまで知らなかった。私にとって新しいことだ。ルールに則ってやろうとしているが、理解に苦しんでいる。とにかく悔しい気持ちでいっぱいだ」と語った。
失点が続いていることについて聞かれても、「繰り返しになるが、注意深く見てもらえれば、最初のゴールの場面はハンドがあった。3点目のFK(フリーキック)から失点した場面も、ダイブがあった。信じてほしい、私は何がダイブか分かっている。私たちはちょっと触っただけでファウルを取られることが多かった。それでいいのかなと思う。過去であれば見逃されたかもしれない。だが、今の時代はVARがあり、そうした行為を減らそうと務めている。だが、起きたことが現実だ」とコメントした。
■判定への抗議でイエローカード「残念だ」
さらに、横浜FMはAFCチャンピオンズリーグ決勝を戦い、UAEからの移動もあり実質、中2日で柏レイソル戦(4-0/29日)、さらに中2日で鹿島戦を戦った。「私たちのチームは難しい状況にあって、ハードワークを続けた。良いサッカーができている自負がある。私たちの対戦相手はロングボールが多い。私たちを怖がっているからだ。私たちは間違ったことはやっていない。変わらず続けるべきだし、誇りに思っている。今日対戦した鹿島は素晴らしい歴史があるチームですし、今日も20分くらいは彼らの時間帯だった。でも、そのあとに私たちも盛り返せた。だからこそ苛立つが、とにかくこれを続けていき、将来の判定がどうなるかに期待したい」と、口にした。
そして、イエローカードを受けた際の流れについても説明した。
「私はフェアな人間だ。負けは受け入れるタイプだが、試合中に私がテクニカルエリア付近でワーワー言い出すのは、自分たちのチームに対してではなく、相手に対してでもなく、ジャッジについてなぜ、ああなるのかと思うことがある。私がイエローカードを受けたのは『スローインをしようとしている時、誰かが走り寄ってジャンプして妨害をする。サッカーにおいて、なぜこれが許されるのか? これまで一度も見たことがないのだが、あれを流すのか?』と質問したら、イエローカードを受けた。信じられないよ。このサッカーというスポーツを小さいころからやってきて、今も指導者としてやっている。大好きであり、最高のスポーツだと思っている。正しい方法でプレーしたいと思っているなかで、こうなっているのは残念だ。現代サッカーはフィジカルが求められる。汚いプレーでなく、ぶつかり合う強さは必要だ。その中でより良いサッカーを追及している。とにかく残念だ」
今シーズン、初めて監督としてJリーグを戦っているキューウェル監督だが、Jのジャッジに対しては多くの不満を抱えているようだ。(河合 拓 / Taku Kawai)
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