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広島、敵地でルヴァン杯POラウンドに先勝 加藤&松本のゴールでFC東京を撃破

FOOTBALL ZONE / 2024年6月5日 21時3分

■広島がアドバンテージを持ってホームの第2戦へ

 ルヴァンカップは6月5日にプレーオフラウンド第1戦を各地で行い、味の素スタジアムではFC東京とサンフレッチェ広島が対戦。試合は、2-1でアウェーの広島が勝利した。

 ホームのFC東京は日本代表にDF長友佑都、U-23日本代表にGK野澤大志ブランドン、DFバングーナガンデ佳史扶、MF松木玖生、FW荒木遼太郎が招集されており、選手層が問われる一戦に。対する広島もGK大迫敬介とMF川村拓夢が日本代表に招集されており、この試合は不在となった。

 序盤はFC東京がボールを保持する展開になるがシュートを打てない。逆に速攻を仕掛けた広島は前半9分にスローインの攻撃から最初のシュートを放つが、GK波多野豪の正面を突いた。しかし続く11分、右サイドからの折り返しにFW加藤陸次樹が右足で合わせて先制ゴールを記録した。さらに広島はFC東京のキックオフ直後にボールを奪い返し、中央でFWピエロス・ソティリウからのパスを受けたMF松本泰志がゴールネットを揺らして、リードを一気に2点とした。

 前半24分には、ここまでシュートを打てていなかったFC東京も、エリア内でスルーパスを受けたFWディエゴ・オリヴェイラがGK川浪吾郎に倒されてPKを獲得する。このチャンスにディエゴ・オリヴェイラがGKの逆を突くシュートを決めてFC東京が1点を返した。

 FC東京は前半39分にも、FW俵積田晃太がドリブルでボールを運び、エリア内でシュートを放ったが、GK川浪にキャッチされる。前半アディショナルタイムにも俵積田のクロスからFWジャジャ・シルバが決定機を迎えたが、ヘディングを枠に飛ばせずに追いつくことはできなかった。

 後半の立ち上がりもFC東京がボールを保持するが、シュートを打てないまま時間が過ぎていく。逆に広島はシンプルにエリア内にボールを運びシュートを打つが、FC東京の身体を張った守備に阻まれて追加点を挙げられない。

 ホームでの初戦、最低でも追い付きたいFC東京は後半30分、DF徳元悠平のクロスからDFエンリケ・トレヴィザンがヘッドでゴールを狙ったが、枠を大きく外れた。広島は後半34分に右サイドからのクロスに途中出場したFWドウグラス・オリヴェイラがヘッドで合わせたが、GK波多野の好セーブに阻まれた。これで得たコーナーキックからもDF中野就斗が決定的なヘディングを放ったが、これもGK波多野が反応してリードを広げられなかった。

 このまま得点は動かずにアウェーの広島が2-1で初戦に勝利。ホームで迎える第2戦を有利な状況で戦えることになっている。(河合 拓 / Taku Kawai)

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