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原口元気のプレースタイル変化 ロシアW杯共闘の元日本代表DFが言及「すごい能力」

FOOTBALL ZONE / 2024年6月10日 15時20分

■ロシアW杯で共闘した原口について酒井が言及

 ドイツ1部シュツットガルトの元日本代表MF原口元気が、6月10日に古巣の浦和レッズで練習に参加。浦和のキャプテンであり、日本代表時代にチームメートとして過ごしたDF酒井宏樹は、海外で長くプレーするために必要な能力を原口が身に着けたのだと話した。

 原口は浦和の下部組織から2種登録され17歳でプロデビュー。翌年に正式なトップ昇格を果たす。生え抜きのアタッカーとして活躍して2014年にドイツのヘルタ・ベルリンへと移籍。日本代表としては18年のロシア・ワールドカップ(W杯)に出場して日本人初の決勝トーナメントでの得点者として記録されている。1歳上の酒井は所属クラブこそ違うものの世代別代表などで原口と長くプレーし、ロシアワールドカップ(W杯)はチームメートとして世界最高峰の舞台で共闘した。

 酒井は4月上旬に膝の骨挫傷により離脱したが、すでに復帰。その状態については「いい準備はできていると思う。波があるので上手くコントロールしながらやるしかない。コンディションは上げていかないといけないけど、膝の痛みや曲がり方などに問題はない」と話す。

 そうした関係性だけに、原口の練習参加について「元気の人間性やプレースタイル、総合的なキャラクターも知っているけど、この大原で一緒にプレーできるのは、サッカー選手としても古くから知っている友人としても嬉しい。これから彼がどういう道を進むかは分からないけど、こうやって一緒にボールを蹴れるのは嬉しいですね」と笑顔だった。

 ポゼッションゲームでは相手チームとしてボールを競り合う姿もあった。迫力のあるマッチアップになったが、酒井は「それが元気のプレースタイルだと思うし、それを感じして刺激を得られる選手も多いだろうし、いい1週間になればいいと思う」と、浦和への波及効果にも期待を込めた。

 そして、同世代の原口の変化について「元気もプレースタイルが変わってきている。自分のプレースタイルを分かったうえで変化させて適応させていく能力がないと、長く自分の立ち位置をキープできない。元気もそうだし、海外で長くやっている日本人選手はそれがすごい能力だと思う」と話す。ドリブル突破が武器のサイドアタッカーから、サイドプレーヤーでもハードワークを厭わない攻守に激しく上下動ができるタイプになり、インサイドハーフとして推進力や強度を出すプレーに変わってきた原口に触れつつ、9シーズンをヨーロッパで過ごした観点から話した。

 原口の練習参加は14日までの予定だが、浦和は15日にセレッソ大阪と対戦する。そこにはMF香川真司やMF清武弘嗣といった同世代の選手もいる。香川もボランチとしてのプレーを確立してきているだけに、酒井は「選手は年々、アップデートしていかないといけない。そういう面々とまたピッチで会える楽しみもあるので、しっかり勝って楽しみながら帰ってきたい」と話していた。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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