専門学校・大学生に不覚 J1勢敗退の天皇杯”ジャイキリ”に代表OB持論「実力差がなくなってきている」【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年6月13日 6時20分
■栗原氏自身も過去にJFLクラブに敗戦した経験あり
第104回天皇杯(全日本サッカー選手権大会)は、6月12日に2回戦を開催。J1首位に立つFC町田ゼルビアが筑波大(茨城県代表)にPK戦で、名古屋グランパスが日本で唯一のサッカー総合専門学校であるJAPANサッカーカレッジ(新潟県代表)に0-1で敗れるなど、J1クラブ勢が格下に不覚を取る波乱が続出した。日本代表OB栗原勇蔵氏は、「実力差がなくなってきている」と見解を述べた。
J1首位に立つ町田は筑波大戦の前半22分、コーナーキックからMF安井拓也が先制ゴールを奪い、先手を取る。しかし、1点リードして迎えた後半アディショナルタイムにFW内野航太郎に同点ゴールを許すと、延長戦でも決着が付かずPK戦へ。PK戦では町田の3人目、4人目が立て続けに失敗。筑波大がPKスコア4-2で勝利し、大金星を挙げた。
また、名古屋は、1回戦でアルテリーヴォ和歌山(和歌山県代表)を2-1で下して勝ち上がってきたJAPANサッカーカレッジと2回戦で対戦。攻めあぐねる展開が続くと後半6分、右サイドからのクロスを北信越フットボールリーグ2部得点王の経験を持つ相手FW上元直樹にファーサイドでボレーシュートを決められ、0-1でまさかの敗戦を喫した。
そのほかJ1勢では、ジュビロ磐田がJ3テゲバジャーロ宮崎に1-2で逆転負けを喫し、2回戦で敗退。アルビレックス新潟はJ3ギラヴァンツ北九州、横浜F・マリノスはJ2のFC岐阜とPK戦にもつれ込む苦戦を強いられたが、ともに勝利して3回戦へ駒を進めた。
2002~19年に横浜FM一筋でプレーし、04年に天皇杯5回戦で当時JFLだったザスパ草津(現ザスパ群馬)にジャイアントキリングを食らった経験を持つ元日本代表DF栗原氏は、「カテゴリー間の実力差がなくなってきていますね」と率直な感想を語った。
名古屋や町田は大きくメンバーを入れ替えて天皇杯に臨んでおり、栗原氏は「普段出ていないメンバーで簡単に勝ててしまったら、いい選手だけ集めればよくなってしまう。フルメンバーでいつも戦っていると、メンバーを入れ替えた時にコンビネーションが構築できず、上手くいかないことは結構あります」と指摘。専門学生、大学生相手の黒星に関しては、「そのへんはある程度割り切れるかもしれない」と、胸中をおもんぱかっていた。(FOOTBALL ZONE編集部)
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