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ラツィオは「野心がない」 監督・鎌田ら主力退団で地元ファンが会長に抗議活動

FOOTBALL ZONE / 2024年6月16日 7時50分

■トゥドール監督も退任が決定

 イタリア1部ラツィオは今季途中からチームを率いたイゴール・トゥドール監督の退団が決まり、さらに日本代表MF鎌田大地ら一部主力選手もチームを離れることになった。こうした状況に不満を溜めた一部ファンがクラウディオ・ロティート会長らに対する抗議活動を行っているという。イタリアメディア「フットボール・イタリア」が報じた。

 2022-23シーズンにセリエAで2位となり、今季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場していたラツィオ。しかし、リーグ戦で9位と低迷し、CLベスト16でドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに敗れた今年3月、マウリツィオ・サッリ監督が退任となった。その後任としてトゥドール監督が就任して最終的には7位でシーズンを終えたものの、そのトゥドール監督も今季限りでチームを去ることが決まっている。

 さらにスペイン代表MFルイス・アルベルトや鎌田など主力選手も退団が決まっているなか、サポーターはクラブの現状や移籍戦略に不満を抱えているという。現地時間6月14日、一部のファンがローマ市内で抗議デモを決行。ロティート会長の“独裁政治”に対する非難や「ラツィオを解放せよ」といったメッセージか書かれたバナーが掲げられていたようだ。レポートによれば、ローマ市内にあるスタディオ・フラミニオの外にはおよそ5000人のファンが集まっていたという。

 記事では、「ルイス・アルベルトや鎌田大地の退団にファンは苛立っており、ロティートには野心がないと主張している」とサポーターの心境について綴られていた。来季からチームを率いるマルコ・バローニ監督はこうした状況から、チームを上手く立て直すことができるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)

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