フランス代表FWムバッペは「大会終了後に手術」 “負傷後の鼻”に英注目「特製のマスクを用意」

■ムバッペは手術回避でプレー続行へ

　フランス代表エースのFWキリアン・ムバッペ（レアル・マドリード）は、欧州選手権（EURO）初戦のオーストリア戦（1-0）で鼻骨を骨折するアクシデントに直面。大会中は手術を回避する意向が伝えられるなか、英メディアは負傷後の近影に注目している。

　ムバッペはオーストリア戦に先発出場。前半38分に右サイドからのクロスで相手のオウンゴールを誘発し、1-0の勝利に貢献した。しかし、終盤に相手DFとの接触プレーで顔面を強打し、出血するアクシデントに見舞われて途中交代。試合後の検査で、鼻骨骨折が明らかとなった。

　フランスサッカー連盟の発表によればムバッペは手術を回避して治療を続けるようで、チームのトレーニングにも合流した。英紙「ザ・サン」では「初めてノーズプロテクターを装着しているところを目撃された」と、ムバッペが負傷した“鼻”に注目した。

　ムバッペは白いプロテクターを付けてトレーニングに登場。記事では「フランス代表は特製のマスクを用意している」と伝え、「負傷で金曜のオランダ戦欠場は確実か」と、現地時間21日に控えるオランダ戦の欠場を示唆した。

鼻骨折のムバッペ、プロテクター装着でピッチに登場した様子【写真：ロイター】

　そして、デシャン監督は「すぐに手術はしなくても、大会終了後に手術することになるだろう」とムバッペの負傷について話し、「我々にも影響はあるだろうが、対戦相手にとっては、これまでとは違った戦い方になるだろう」と、ムバッペの不在が対戦相手にとっても影響を与える考えを示した。

　まさかの大惨事に見舞われたムバッペ。特注マスクとともにピッチに戻ってくる瞬間に早くも期待が高まっている。（FOOTBALL ZONE編集部）