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57歳で現役続行 SNS上で「痛々しい」の声も日本代表OBは挑戦支持「カズさんしか得られない権利」【見解】

FOOTBALL ZONE / 2024年6月26日 7時30分

■【専門家の目|栗原勇蔵】57歳での現役続行は「カズさんにしか分からない世界」

“カズ”こと元日本代表FW三浦知良は6月25日、J2横浜FCからJFLアトレチコ鈴鹿へ期限付き移籍することが発表された。57歳でプレーを続けることに、SNS上ではさまざまな声もあるが、対戦経験もある元日本代表DF栗原勇蔵氏は「そこに到達したカズさんしか得られない権利」と見解を述べている。

 カズは2022年に経営陣が刷新前の鈴鹿ポイントゲッターズでプレー。JFLでは18試合に出場して2得点、55歳246日でJFL最年長ゴール記録を保持している。23年には鈴鹿の期限付き移籍が満了となり、ポルトガルへ挑戦。同2部オリベイレンセでは2シーズンでリーグ計8試合に出場し、ポルトガル史上最年長出場記録を更新した。

 57歳で今なお現役を続けていることは、世界的に見ても稀だ。記者会見では、2027年2月に迎える還暦に何をしているか尋ねられ、「答えられない。今年精一杯やるだけ。3年後の話はできない。ずっと言っていますが、やれることならずっとやりたいし、そうなっていればいいが、本当にできるかは分からない」と答える一幕があった。

 鈴鹿移籍を受けて、SNS上では「痛々しい」といった57歳での現役続行に厳しい声も少なからず見受けられるが、横浜F・マリノス一筋18年プレーし、36歳で現役を引退した栗原氏は「カズさんにしか分からない世界」と感想を述べている。

「普通は歳を1つ重ねるごとに衰えていくなかで、57歳。僕が辞めてから20年以上も続けてると思うと、とんでもないこと。正直びっくりします。普通の57歳はおじいちゃんでもおかしくない。試合でプレーすることはおろか、日常生活でも痛いところが出てくるレベルですから。対戦相手も自分の息子以下の歳だったりもする。想像を超えるレベルの凄さです」

 栗原氏は「相手と戦う競技である以上、いろんな声があるのも理解はできる。見る角度によってだいぶ変わる存在なのかもしれない」と前置きしたうえで、カズへの思いを口にする。

「カズさんは誰もが憧れた人で、日本サッカーにとってカズさんはいつまでの一番の存在。そこに到達したカズさんしか得られない権利。カズさんの思うようにやってほしい。動けなくなるまで、満足するまで、自分の道を貫いてほしいですね」

 カズが鈴鹿でどんなプレーを見せるか、注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)

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