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EUROでブーイング…ベルギー代表へ不満? デ・ブライネ「私たちにはファンが必要だ」

FOOTBALL ZONE / 2024年6月27日 18時20分

■ウクライナと0-0で引き分け、E組2位での決勝トーナメント進出

 ベルギー代表は現地時間6月26日に行われた欧州選手権(EURO)のグループリーグ第3節でウクライナと0-0で引き分け、E組2位での決勝トーナメント進出を決めた。しかし、ベルギーサポーターはここまでの戦いぶりに不満を抱えており、試合後には選手へブーイングを浴びせるなど不穏な空気が漂っている。キャプテンのMFケビン・デ・ブライネは「僕たちにはファンが必要だ」とサポートを呼びかけていた。

 ベルギーはスロバキアに0-1で敗れたところから今大会をスタートさせるも、第2戦でルーマニアを2-0で撃破。ウクライナとの最終戦は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる状況のなか、0-0のスコアレスドローで終え、2位での突破となった。首位通過を逃したことで、ベスト8を懸けた一戦の相手は優勝候補のフランスとなった。

 米スポーツ専門局「ESPN」によれば、ウクライナ戦でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたベルギー代表キャプテンのMFデ・ブライネがサポーターの元に向かったが、試合内容に不満を持ったサポーターからブーイングを受けた。不穏な空気を察したデ・ブライネは引き返し、チームメートにもロッカールームに戻るように促したという。

「ESPN」のマーク・オグデン記者は自身のX(旧ツイッター)アカウントで「デ・ブライネは選手たちにピッチを去るよう伝えた。自分たちのファンに向けて拍手をしようとしたが、大きなブーイングが鳴り響き、彼はほかの選手に忘れるように言った」と状況をレポートしていた。

 デ・ブライネは試合後の会見で「我々は試合に勝とうとした。ゴールのチャンスはあったが、失点の可能性もあったのでコーナーキックでリスクを冒さなかった。もし失点すれば敗退する可能性があった。チャンスはあっただけに得点できなかったのは残念だ」とコメント。さらに「私たちにはファンが必要だ。フランス戦でも彼らが必要だ。私に言えるのはそれだけだ」とファンたちへさらなるサポートを求めていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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