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鎌田大地は「不名誉な結末」 去就巡る一悶着…復活した日本人の将来にドイツ紙見解

FOOTBALL ZONE / 2024年6月29日 6時20分

■ラツィオのロティート会長から厳しい言葉も

 日本代表MF鎌田大地はイタリア1部ラツィオでシーズン終盤にレギュラーに定着したが、契約延長はせずに1年で退団することが決まった。クラウディオ・ロティート会長から「傭兵」と呼ばれて非難されるなど最後は一悶着が起きた鎌田の去就問題をドイツメディアが「不名誉な結末」と報じている。

 鎌田は昨夏、ドイツ1部フランクフルトと契約満了で退団。その後、イタリア1部ACミランへの加入が確実視されたが、ミランの強化部が刷新されたことで交渉が破談に終わった。その後、複数クラブが獲得に乗り出したなかで最終的にラツィオ入りが決まっていた。

 当時のマウリツィオ・サッリ前監督の下で出番は限られていた鎌田だが、シーズン途中にイゴール・トゥドール監督に代わってからはレギュラーに定着して活躍した。延長オプションの付帯した1年契約だったため、シーズン後に再び去就が注目されることになったが、契約延長交渉が上手くいかず、鎌田は1年での退団が決まった。

 鎌田の退団が決まった後、ラツィオのロティート会長はイタリア紙「コリエレ・デラ・セラ」のインタビューで「我々を脅迫できると考えている選手にはうんざりしている。傭兵だと判明した選手は全て追い出す」と怒りを露わにして鎌田サイドを非難。両者は後味の悪さが残る別れを迎えた。

 ドイツ紙「キッカー」は「“傭兵”と呼ばれた鎌田のラツィオでの不名誉な結末」と鎌田の身に起きた事の顛末を報じている。鎌田はイタリアを離れ、フランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督が率いるイングランド1部クリスタル・パレスへの加入が決定的になっていることから「(ラツィオの本拠地である)ローマでの不名誉な結末の恩恵を受けるのはクリスタル・パレスになるだろう」と伝えていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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