1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

内田篤人氏、日本人選手の欧州移籍に見解「移籍金が少ないとJリーグの会議でも話題」

FOOTBALL ZONE / 2024年6月30日 15時50分

■ドイツ1部マインツ移籍が報じられる佐野海舟に対してエール

 元日本代表DF内田篤人氏がホストを務めるスポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida‘s FOOTBALL TIME」で、古巣である鹿島アントラーズのMF佐野海舟の海外移籍について持論を展開した。

 佐野はドイツ1部マインツへの移籍が決定的と報じられており、その移籍金は400万ユーロ(約6億9000万円)とも報じられている。日本から欧州に渡る選手の移籍金は、かなり安く設定されることが多いが、佐野が実際に400万ユーロで移籍した場合は、「史上最高クラス」になる。

 Jリーグの特任理事でもある内田氏は、移籍金について「Jリーグから出ていく選手はフリーで出ていくことが多いし、『移籍金が少ない』とJリーグの会議でもどう工夫したら海外から取れるかは話題にもなっています」と語った。

 そして、報じられた移籍金について「6億円をしっかり残してくれるなら、チームとしても(送り出せる)」と言い、「彼はチームのために頑張ってくれましたし、(柴崎)岳も獲れている。もっと以前から(海外移籍の)話はあった。鹿島も準備する期間はあったから、これは行っていいんじゃないですか」と、欧州行きを後押しした。

 現在の日本代表は、欧州でプレーする選手が中心となっているが、「彼がこれから代表に絡んでいくのであれば、海外でプレーしなければいけないというのはたぶん頭の中にあると思う。もちろんJリーグでプレーしていてもA代表に呼ばれる可能性はあるけれど、自分のレベルアップ、次のステップアップを考えたら、この移籍はあっても不思議ではない」と、佐野の欧州移籍についての考えを明かした。


去就が注目されている佐野海舟【写真:徳原隆元】

 今夏の移籍市場では、すでにセレッソ大阪のDF毎熊晟矢がオランダ1部AZアルクマールへ、サンフレッチェ広島のMF川村拓夢がオーストリア1部ザルツブルク、さらに浦和レッズの元日本代表DF酒井宏樹もニュージーランド1部オークランドFCへの移籍が報じられている。

 この3選手については内田氏と代理人が同じであり、内田氏は「Jリーグを動かしております。お騒がせしております。すみません」と言い、「大事だと思いますよ。もちろんゼロで出ることが悪だとは思いませんが、チームとしても、サポーターとしても、これだけ移籍金がオープンになっていたらみなさんも理解できる。チームのために何か残すなら、プロの世界なのでそれがお金なのは普通なことだと思います」と、続けた。

 さらに移籍金をチームに残すことで、新たな選手獲得や下部組織への投資が実現できると指摘されると、「戻ってきやすいからね。別れ方って大事です」と言い、声を潜めて「恋愛と一緒です。別れ方は大事。別に戻って来いとは思わないけれどね」と、移籍も恋愛も円満な別れが重要であると強調した。(FOOTBALL ZONE編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください