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OA枠なしでも「メダル取る力ある」 パリ五輪代表選手たちに滲んだアジア王者として自信

FOOTBALL ZONE / 2024年7月3日 19時30分

■関東圏で選出されたメンバーが都内で会見、口を揃えた「気にしていない」

 日本サッカー協会(JFA)は7月3日、パリ五輪に向けたU-23日本代表のメンバー18人とバックアップメンバー4人を発表した。注目されたオーバーエイジ(OA)枠は使わず、当該年代だけで戦うことになった。大岩剛監督は、具体的にOA枠を用いなかった理由を明言しなかったが「いろいろな制限があるなかで、我々が今現在、U-23日本代表としてパリ五輪を迎える。そして、招集することのできる最高の18人プラス4人のバックアップメンバーを選んだつもり」と説明した。

 1996年のアトランタ五輪から、これまでOAを使わなかった大会は、アトランタ大会と北京大会の2大会だが、どちらもグループステージ敗退という結果に終わっている。OAの選手たちが若いチームにもたらす経験やプレーのクオリティーの重要性は、結果にも出ていた。それでも、U-23アジアカップを優勝して、アジア王者として五輪に臨む選手たちは、OA枠の選手がいないことを意に介さなかった。

 メンバーに選出された関東圏の6選手が集まって行われた会見。DF大畑歩夢(浦和レッズ)が「OAの選手は大会を知っているからこその良さもあると思いますが、自分たちはしっかりやってきたという自負があるので、そこは安心していいかなと思います」と語ると、DF関根大輝も「OAに関しては、僕たちはU-23の選手だけでアジア杯を優勝した自信もありますし、OAがいなくても戦っていける自信があるので、特に気にしてはいないです」、FW細谷真大(ともに柏レイソル)も「OAは特に気にしていないが、自分たちを信じてやれば、いい結果がついてくるんじゃないかなと思います」と、同調した。

 GK野澤大志ブランドンは「僕らが積み上げたものがあるので、十分に戦えると思っています」と言い、MF荒木遼太郎(ともにFC東京)も「みんなが言っているように、そんなに気にしていないですし、本当に自分たちだけでメダルを取る力があると思っているので、そんなに気にしていないです」と繰り返した。

 最後にFW平河悠(FC町田ゼルビア)は「もちろんオリンピック経験者とかの面で、経験値が減ってしまうかもしれないですが、今まで積み上げてきたものがありますし、選手の能力だとか、特徴だとか、積み上げたところがあるので、より理解しているところはメリットになると思う。いないからといって劣るかと言えば、そうではないと思います」と、同じ年代の選手で戦えるメリットを口にしていた。

 大岩ジャパンは、まずは過去に達成できなかったU-23世代だけでは初となるグループステージ突破を達成し、その先に56年ぶりとなる悲願のメダル獲得を目指す。(河合 拓 / Taku Kawai)

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