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4.3億円で完全移籍…“異例”の謝罪「本当に申し訳ない」 日本代表23歳、シーズン中の退団に胸中

FOOTBALL ZONE / 2024年7月4日 10時41分

■4年契約の移籍金4億円超が伝えられている

 J1鹿島アントラーズは7月4日、日本代表MF佐野海舟がドイツ1部マインツへ完全移籍することを発表した。佐野は1日に鹿島アントラーズを海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、離脱していた。現地では2028年まで4年契約で移籍金は250万ユーロ(約4億3000万円)だと報じられている。23歳MFはクラブを通して発表したコメントの中で“異例”の謝罪スタートしている。

 23歳の佐野は昨年、FC町田ゼルビアから鹿島に加入すると、ボール奪取力に優れたタレントとして台頭。昨年11月に日本代表デビューを果たし、今冬のアジアカップにも出場した。鹿島での2シーズン目の今季は主力ボランチとして、リーグ戦20試合に出場した。

 佐野はすでにトレーニングにも合流。ドイツ誌「キッカー」は、2028年まで4年契約で移籍金は250万ユーロとし、昨年鹿島との契約を2027年1月まで延長したため、「移籍金のハードルは高かった」と伝えた。また、「移籍金はボーナスによりさらに増額する可能性がある」という。

 新天地での飛躍が期待される佐野。だが、クラブを通して発表したコメントでは、鹿島がJ1リーグ2位で上位に食い込んでいることもあり、謝罪からスタートしている。

「このたび、FSVマインツへ完全移籍することになりました。シーズン途中にアントラーズを離れることとなってしまい、本当に申し訳なく思っています。しかし、自分のこれからの人生を考えた時、サッカー選手としてさらに成長するため、このチャンスを生かしたいと強く思い、覚悟を持って海外挑戦することを決めました」

 鹿島加入当初は、オーバートレーニング症候群で半年以上離脱を強いられていた。だが、鹿島からのオファーで「サッカーができる楽しさ、サッカーが大好きだという気持ちをもう一度取り戻すことができました。アントラーズの存在がなければ、僕のサッカー人生は終わっていたと思っています」と、自身のキャリアが変化した。

 日本を代表するボランチとなり、森保ジャパンでも経験を積んだ。

「どんな時も勝利にこだわり、選手、スタッフ、クラブに関わるすべての人とともに団結して戦うことで、自分は成長できたと思います。スタジアムでのサポーターの声援はいつも心強く、ピッチで戦う上での原動力になっていました。これからヨーロッパで自分のプレーをしっかり示すとともに、試合に出て活躍し、日本を代表する選手になれるよう全力で頑張ります。改めまして、ファン・サポーター、パートナー、地域の方々、アントラーズに関わるすべての皆様、1年半、本当にありがとうございました」

 ドイツでスタートする佐野の新たなサッカー人生。まだまだここから成長を続ける。(FOOTBALL ZONE編集部)

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