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リーグ戦4連敗中の横浜FMが天皇杯16強へ 2点ビハインドから意地のPK戦…水戸に下剋上許さず

FOOTBALL ZONE / 2024年7月10日 21時51分

■PK戦でGK飯倉が殊勲のシュートストップ

 第104回天皇杯全日本サッカー選手権は7月10日に各地で3回戦の試合が行われた。J1リーグで4連敗中の横浜F・マリノスはJ2の水戸ホーリーホックと対戦し、PK戦の末に勝利した。

 横浜FMは今季、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)と並行する日程を戦う中でリーグ戦でも調子が上がらず、直近4連敗の厳しい状況でこの試合を迎えた。一方の水戸もJ3降格圏に勝ち点で並びながら得失点差で際どく残留圏内にいる好調と言えないシーズンを過ごしている。

 互いに浮上のきっかけや勢いの欲しいチームの対戦は前半10分、水戸は左サイドからペナルティーエリア内に侵入したMF野瀬龍世が先制ゴール。さらに4分後、中央をMF甲田英將が一気に持ち運んでラストパスを出し、FW草野侑己が蹴り込んだ。水戸は普段のホームであるケーズデンキスタジアム水戸で2点リードを奪った。

 追い詰められた横浜FMは前半35分、ゴール正面でFW水沼宏太がボールをキープすると、背後のスペースへ浮き球を供給。そこに走り込んできたFW井上健太が押し込んで1点を返した。前半は水戸が2-1とリードして終えた。

 後半は前に重心を置いて攻める姿勢の横浜FMと、速攻をベースに隙を窺う水戸の構図に。後半11分には横浜FMがゴール正面からMF山根陸がミドルを放ちボールはゴールネットを揺らしたが、前に立っていた水沼のオフサイドと判定されゴールは認められなかった。

 その後も横浜FMはサイドからDF村上悠緋が意表を突いたミドルを放つなど水戸ゴールに圧力を掛けたものの、明確な決定機と呼べるほどの場面はなかなか作り出せずに試合終盤へ。それも後半39分、右コーナーキックからFW植中朝日がヘディングで押し込んで2-2の同点に追い付いた。後半終了間際は両チームに決定機が訪れたが、両GKの奮闘もありスコアは動かず延長戦に突入した。

 試合中に雨も降る蒸し暑さの厳しい環境の中、延長戦は横浜FMが水戸ゴールに迫る回数が非常に多くなったものの決勝ゴールは生まれず、決着はPK戦に持ち越された。

 後攻の横浜FMは相手の1人目をGK飯倉大樹が見事にストップ。その後、水戸は4人連続で決めプレッシャーの懸かる横浜FMの5人目はDFエドゥアルドが登場。クロスバーに当たったシュートはGKの背中に当たりゴールへ吸い込まれ、PK戦のスコア5-4で横浜FMが勝利して16強入りを決めた。

 横浜FMは天皇杯で3年連続で下部カテゴリーのチームに敗れていたが、敗色濃厚のところから踏みとどまった。16強以降の対戦カードは、12日の組み合わせ抽選会で決まる。(FOOTBALL ZONE編集部)

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