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コパ、コロンビアが23年ぶり決勝進出! ハメス号泣…数的不利もウルグアイ1-0で下し2度目Vへ“王手”

FOOTBALL ZONE / 2024年7月11日 10時57分

■コロンビアは前半に退場者を出すも守り切る

 南米選手権(コパ・アメリカ)は現地時間7月10日に米ノースカロライナ州シャーロットでコロンビアとウルグアイによる準決勝が行われ、コロンビアが退場者を出しながら1-0で勝利してアルゼンチンとの決勝戦に進出した。

 今大会は南米サッカー連盟所属の10チームに、北中米カリブ海地区からネーションズリーグの上位6チームを加えた全16チームで開催。米国で4チームずつ4組のグループリーグと、上位2チームずつが進出する準々決勝以降の戦いが行われている。

 互いに大会の入りから好調な戦いぶりを見せ、ともにグループリーグを首位通過。準々決勝はコロンビアがパナマに大勝し、ウルグアイはブラジルを破ってきた。

 それを証明するように試合序盤から激しくもレベルの高い試合を展開した両者だが、先に試合を動かしたのはコロンビアだった。前半39分、MFハメス・ロドリゲスの正確なコーナーキックにMFヘフェルソン・レルマが頭で合わせて先制に成功した。

 しかし、前半終了間際にコロンビアは両チームの選手が集まって小競り合いになったところでDFダニエル・ムニョスが相手選手に肘打ちをしてしまい、この日2枚目のイエローカードで退場処分に。1点リードで前半を終えたものの10人になった。

 後半は数的優位のウルグアイが攻め続ける形になった。その中で後半10分、敵陣の右サイド深くで相手と交錯してコロンビアMFリチャード・リオスがピッチ上に倒れているままの状態でメキシコ人主審セサル・ラモス氏がウルグアイボールでの試合再開を指示。これをコロンビアが守ってプレーが切れたタイミングで痛んだリオスの治療のためメディカルスタッフにピッチ内へ入る許可をラモス主審が出すと、この流れにハメスが激怒して詰め寄ったが、ラモス主審は即座にイエローカードを提示した。

 痛んだリオスはこの後すぐにプレー続行不可能で交代し、ハメスも前半に退場者を出して10人になっていることからも同時交代でベンチへ下げられた。再開前にリオスの状態を主審が確認していれば必要のなかった抗議だっただけに、ハメスはとばっちりを受けた。一方のウルグアイを率いるマルセロ・ビエルサ監督はベテランストライカーのFWルイス・スアレスを送り込んで同点を狙いにいった。

 ウルグアイは後半26分にゴール正面でスアレスがフリーでシュートを放つ大チャンスを迎えるも、右足シュートはゴールポストを直撃。5バックで逃げ切りを図るコロンビアをウルグアイは崩しきれず、このまま試合は終了。ホイッスルが響く前からハメスは大粒の涙を流していた。コロンビアは2001年以来23年ぶりの決勝進出。2度目の優勝を目指して、前回王者アルゼンチンと対戦する。(FOOTBALL ZONE編集部)

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