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元日本代表主将「スパイク投げつけ」事件 監督の「早く帰れ」に怒り…「ああ、終わったなと」

FOOTBALL ZONE / 2024年7月14日 13時20分

■森岡隆三氏がトルシエ監督との逸話を明かす

 日本代表でキャプテンを務めた経験もある元JリーガーのDF森岡隆三氏が、元日本代表MF前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。1998~2002年に日本代表監督を務めたフィリップ・トルシエ氏について振り返った。

 森岡氏は桐蔭学園高から1994年に鹿島アントラーズに入団。2年目の95年夏に清水エスパルスへ期限付き移籍となり、頭角を現して完全移籍に切り替わった。1999年にA代表デビューすると、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)のメンバーにも選ばれ、A代表では計38試合に出場した。

 A代表でキャプテンを務めた経験も持ち、Jリーグ通算307試合に出場した森岡氏が、DF3人がフラットに並び、最終ラインを自在に上げ下げすることで相手の攻撃を制限する「フラット3」を採用したことで知られるトルシエ氏の指導法について振り返った。

「(トルシエさんは)アフリカ人に対するアプローチと日本人では真逆をやっていたと言っていた。日本人にはとにかく海外へ出て行けと。アフリカ人には個で行っちゃうからもっと規律を説いていた」

「僕はしょっちゅう喧嘩していた」と笑った森岡氏。「そういうのをトルシエさんは好きだったし、僕もそこに甘えて言いたいことを言っていた」と、2001年に「スパイクを投げた」という出来事を回想した。

「FWのチェイシングの練習で、僕がひょいひょいとかわして、『はい、ビルドアップ』と思っていたらうしろから呂比須ワグナーさんにがっつり削られた。ちょうど足首を怪我していて、めちゃ痛くてうずくまっていたらトルシエに『早く清水帰れ』くらいのことを言われた。怪我に対して言われる筋合いはないと、スパイクを投げつけて帰った」

 しかし、森岡氏はすぐにトルシエ氏の意図に気付くことになったという。

「そうか、今日はメディア日だからこんなに行ったんだと分かったけど遅かった。次の日一面に載っちゃった。ああ、終わったなあと。でもトルシエさんが凄いのは練習後すぐに来て、戦術的な話も含めて普通に会話をした。意図的に煽っていた」

 森岡氏も、トルシエ氏の巧みな人心掌握術を懐かしそうに振り返っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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