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EURO決勝敗戦から一夜「夢が終わった」…英各紙一面を飾った「10番」の象徴的な姿

FOOTBALL ZONE / 2024年7月16日 6時40分

■EURO決勝で1-2敗戦から一夜、現地各紙の反応は?

 イングランド代表は欧州選手権(EURO)2024の決勝でスペインに1-2で敗れ、2大会連続の準優勝に終わった。悲願の初優勝をまたも逃し、イングランドの各メディアも悲しみに暮れている。

 今大会のイングランドはグループリーグからギャレス・サウスゲート監督の戦術を疑問視する批判の声が多く挙がるなかで快進撃を見せた。セルビア、デンマーク、スロベニアと同居したグループを1勝2分で首位通過を果たすと、決勝トーナメント1回戦ではスロバキアを2-1で撃破。準々決勝ではスイスをPK戦で下し、さらに準決勝ではオランダに2-1で競り勝った。6戦全勝で決勝まで勝ち上がってきたスペインとも拮抗した戦いを演じたが、後半41分に途中出場のFWミケル・オヤルサバルに決勝点を奪われて1-2で敗北。前回大会に続き、またもあと一歩のところでタイトルを逃した。

 試合から一夜明けて7月15日の現地各紙の朝刊は、アメリカのドナルド・トランプ前大統領の暗殺未遂事件と並ぶ形でイングランド代表の敗戦が報じられることになった。

「ガーディアン」紙は「イングランドの苦悩」という言葉とともに、チームを牽引してきた10番MFジュード・ベリンガムが頭を抱えて座る写真を掲載。ベリンガムは試合後、悔しさから思わずクーラーボックスを蹴り上げた。

「テレグラフ」紙は「EURO2024決勝 スペイン2 イングランド1」と結果だけをシンプルに記し、ここでもベリンガムが頭を抱える象徴的な姿がトランプ事件よりも大きく一面に載せられた。「デイリー・ミラー」紙では、EURO初制覇の夢が「打ち砕かれた」と伝えられていた。

「デイリー・メール」紙は決勝戦で無得点のまま途中交代となったキャプテンのFWハリー・ケインが準優勝メダルを下げた写真を使い、「耐えがたい緊張感に、素晴らしい得点…だが、フットボールは母国に帰ってこなかった」とその無念さを強調した。

「デイリー・エクスプレス」紙は「夢が終わった」とストレートの敗戦のショックを伝えると同時に、「スリーライオンズは我々に誇りを感じさせてくれた」と代表チームの健闘を称えた。そして「メトロ」紙は「イングランド、傷心の決勝。ライオンズは今夜涙を流す」と記していた。


座り込む「10番」ベリンガムと、慰めるケイン【写真:ロイター】

「デイリー・エクスプレス」紙は「夢が終わった」とストレートの敗戦のショックを伝えると同時に、「スリーライオンズは我々に誇りを感じさせてくれた」と代表チームの健闘を称えた。そして「メトロ」紙は「イングランド、傷心の決勝。ライオンズは今夜涙を流す」と記していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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