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日本代表が欧州でクラブ史上最高額移籍…J元同僚驚きの素質「あれは、なかなかいない」

FOOTBALL ZONE / 2024年7月18日 9時30分

■浦和GK西川周作、セリエA移籍の元同僚GK鈴木彩艶の素質を絶賛

 日本代表GK鈴木彩艶は、イタリア・セリエAのパルマへ移籍することが発表された。Jリーグでプレーしていた当時のチームメイトである浦和レッズのGK西川周作は7月17日のトレーニング後に取材対応し、鈴木の最大の長所をパワーだとして「ステップや予備動作がなくても遠くまで飛べる」と話した。

 現在21歳の鈴木は浦和の下部組織で育ち、2019年2月にクラブ史上最年少となる16歳5か月11日でプロ契約を締結。21年に正式にトップ昇格し、同年のルヴァン杯でニューヒーロー賞を受賞するなど活躍。昨夏にイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドからのオファーもあったなか、出場機会も重視してベルギー1部シント=トロイデンへ移籍。23-24シーズンは公式戦32試合に出場し、評価を高め1年でイタリアへのステップアップを果たした。

 移籍金は750万ユーロ(約13億円)、ボーナスが最大250万ユーロ(約4億円)で総額1000万ユーロ(約17億円)の取引と伝えられている。ベルギーメディア「WALFOOT」は、2019年にイタリア1部ボローニャへ移籍した日本代表DF冨安健洋(現アーセナル)の移籍金700万ユーロ(約12億円)を超えるシント=トロイデンのクラブ史上最高額移籍だとしている。

 先日、浦和のトレーニング場を訪れた際に鈴木と対面した西川は「(イタリア行きが)決まると良いですね」と話していたという。そして「GKとして日本人初のセリエAですよね。一緒にやっていた選手が世界に羽ばたくのは嬉しい。自分にとっても刺激になるし、セリエAの試合も見たい。すごい評価に見合うことを、活躍して証明するのを楽しみにしている」と話した。

 14年にサンフレッチェ広島から浦和へ移籍した西川はすでに10シーズンを浦和で過ごしたが、その間に現実的なポジション争いをした唯一のGKが鈴木だったと言えるだろう。実際に、21年には一時期リーグ戦のレギュラーが交代した時期があった。

 ともにトレーニングへ打ち込んだなかで、西川から見た鈴木の最大の長所を聞くと「パワー」と即答。そして、キック力やワンハンドスローで50メートルを超える距離を出せる分かりやすいものだけでなく、「ステップや予備動作がなくても遠くまで飛べる。あれは、なかなかいない」と話した。

 先日に対面した際、「また一回り身体が大きくなった。努力していると感じた」という印象を受けたのだと西川は話した。GK大国とも呼ばれ、伝統的に守備に対してはファンやメディアの注ぐ目も厳しい。元イタリア代表の鉄壁守護神、ジャンルイジ・ブッフォンを輩出したパルマで鈴木がどこまでの成長と活躍を見せられるか注目される。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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