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「守備素晴らしくて目覚めた」大岩JのSBが“決死ブロック” フランスの決定機阻み称賛「献身的」

FOOTBALL ZONE / 2024年7月18日 6時46分

■パリ五輪前ラストの強化試合は1-1ドロー

 パリ五輪に出場するU-23日本代表は、現地時間7月17日に開催国U-23フランス代表と本番を前に国際親善試合を実施。前半25分に主将のMF藤田譲瑠チマが先制点を奪ったものの追いつかれて1-1で引き分けた。途中出場した浦和レッズ所属のDF大畑歩夢は決定機を阻止するブロックを披露し、反響を集めた。

 五輪に向けフランス入りした大岩剛監督率いる日本チームは、23歳以上のオーバーエイジ選手の入らない構成で本大会に臨む。重要なテストマッチだが、自国開催で元フランス代表ティエリ・アンリ監督が率いて強化を進めたフランスに序盤から攻め込まれた。ブロックを組みながらも高い位置から追い込まれてボールを失い、相手が決定機でシュートミスをしたことにも救われた。

 しかし前半25分、相手のビルドアップにプレッシャーを掛けると日本がボールを奪取。最後はMF三戸舜介のラストパスを受けた藤田が流し込み、苦しい展開の中で1-0の先制ゴールを奪った。この1点で日本も落ち着きを取り直し、全体に互角の試合展開に持ち込んでいった。

 1点リードで折り返すと、大岩監督は後半に向けFW細谷真大、DF西尾隆矢、DF大畑歩夢の3人を投入した。しかし後半開始直後の2分、最終ラインからのボールをFWアレクサンドル・ラカゼットが落としたところをフォローしたFWミカエル・オリズが受けると左足の強烈ミドル。これがゴールに突き刺さり、1-1の同点に追いつかれた。

 終盤は防戦一方となったが、試合はこのまま1-1の引き分け。本大会でもメダル候補と評判の開催国を相手にフランス入りから数日で引き分けた大岩ジャパンは、現地時間7月24日にパラグアイとの初戦でスタートする。

 そのなかで、光ったのは途中出場した大畑の守備だった。フランスの迫力ある個人技を生かした攻撃に手を焼きながらも日本は勝ち越しゴールを許さず試合を進めた後半28分。右サイドを一気に突破され、ゴール前でFWアルノー・カリミュアンドに合わせられる大ピンチを迎えたが、大畑が決死のブロックでゴールを許さず。この場面にファンからは「大畑君決定機阻止。素晴らしい献身的守備」「大畑のおかげで逆転を防いだって言っても過言じゃないよ」「大畑の守備素晴らしくて目覚めた」「あそこ全力で戻れるのいいサイドバックだな」「凄いディフェンス」「サイズない分アジリティ活かしてボール奪取は素晴らしい」「守備が課題とか言われてたけどオーバーエイジなくてもめっちゃ固い」と、称賛の声が相次いでいた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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