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王者シティに大量流出の恐れ? 英紙が懸念…ペップ“最終シーズン”の可能性「影響は計り知れない」

FOOTBALL ZONE / 2024年7月19日 8時30分

■2025年6月で契約満了を迎える

 プレミアリーグ4連覇王者のマンチェスター・シティはチームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督との契約が残り1年を切った。来る2024-25シーズンが指揮官のラストシーズンとなれば、選手の去就などクラブに与える「影響は計り知れない」と英紙「ガーディアン」が報じた。

 グアルディオラ監督は2016年に就任。8シーズンでプレミアリーグ優勝6回を誇り、22-23シーズンにはクラブ初のUEFAチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げた。ほかにもFAカップ2回、リーグカップ4回、コミュニティー・シールド2回、UEFAスーパーカップとFIFAクラブ・ワールドカップもそれぞれ1回ずつ制している。

 22年に延長したシティとの契約は25年6月末で満了を迎えるため、このままいけば今季がラストシーズンとなる。さらなる契約延長か、退団か。「ガーディアン」紙はスペイン人指揮官がその決断を下すのは次の冬になるとしたうえで、「もしグアルディオラが退団を決意すれば、大量流出が起こるのではないか?」とクラブに大きな影響を与える可能性を伝えている。

 34歳となったDFカイル・ウォーカーを筆頭に、絶対的な司令塔MFケビン・デ・ブライネ、毎年のように移籍の噂がありながら残留紙続けていたMFベルナルド・シウバといった秘蔵っ子たちがペップに続いてチームを去る可能性が出てくると予想。また、選手だけでなく、CEOのフェラン・ソリアーノ氏やSDのチキ・ベギリスタイン氏も身の振り方を考えることになるかのしれないとしている。

 ペップ監督はすでにシティで多くのタイトルを獲得していることもあり、「2度目の3冠(プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ)や5、6年の連覇でもしない限り、もはや彼がこのクラブで勝ち取るものはない」とされ、「レアル・マドリードが惚れ込むアーリング・ハーランドに将来を考えさせることになるかもしれない」とペップ監督の退団は2年前に加入したエースストライカーの去就にさえも影響を及ぼす可能性が指摘されていた。
 
 昨季プレミアリーグで史上初の4連覇を果たしたシティだが、新シーズンはタイトルの展望以上に指揮官の去就問題が大きな注目を集めることになりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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