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J常勝軍団も歯が立たず 鈴木優磨が実感したブライトンとの差「ここまでボコボコにやられるのかと」

FOOTBALL ZONE / 2024年7月25日 13時20分

■鹿島エースの鈴木優磨も「難しかった」と吐露

「ジャパンツアー2024」で来日中のイングランド1部ブライトンは7月24日、国立競技場でJ1鹿島アントラーズと対戦。後半に怒涛のゴールラッシュを見せ、5-1で勝利した。プレシーズンマッチとはいえ、現在J1リーグ3位の鹿島を圧倒したそのクオリティーの高さは、鹿島の選手たちに相当に大きな衝撃を残した。

 試合は前半15分にMFジェームズ・ミルナーのロングパスに抜け出したFWヤンクバ・ミンテがネットを揺らしてブライトンが先制し、1-0で折り返した。日本代表MF三笘薫が前半45分のみのプレーでベンチへ下がるなど、メンバーが大きく入れ替わった後半はブライトンがさらに攻勢を強めた。

 コーナキックからMFジェレミー・サルミエントが追加点を奪うと、MFヤシン・アヤリが右足で強烈な一撃を決めて3-0とし、右サイドで躍動していたFWアマリオ・コジア=デュベリーがさらに2得点を挙げて大きく突き放した。鹿島は終盤に途中出場のFW徳田誉が1点を返すにとどまった。

 プレシーズンマッチとはいえ、世界最高峰の舞台で戦うチームに地力の差をまざまざと見せつけられる結果に。鹿島FW鈴木優磨は、「ここまでボコボコにやられるのかという感じですね」と試合を振り返った。

「難しかったですね。ビルドアップのところは相当約束事があるなというのは感じた。プレスにいっても、FWのうしろに常に(選手が)いる。でもプレスにいかなかったら、そこから予想をしていないような縦パスとかサイドチェンジが飛んでくる。

 プレッシャーに行ったら自分たちのうしろにいるボランチを使われて、そこにうちのボランチが食いついたら、今度は背後のスペースにFWが入ってくる。レアル(・マドリード)とやったこともあって、その時の衝撃も覚えていますけど、世界のサッカーはとんでもないスピードで成長しているなと今日やって感じました」


三笘薫とマッチアップをした三竿健斗【写真:徳原隆元】

■欧州経験の三竿は「すごく考えながらサッカーをやっている」と脱帽

 前半は鹿島がボールを長く持つ時間帯もあったが、鈴木は「やっているほうとしては衝撃の連続でした。行っても取れないし、GKに蹴らせたと思っても、それがパスになっている。どうしようもなかった。ボールを持った時の1人1人の質は正直レベルが違うなというふうに感じました」と力の差を痛感。「相当整理されたなかで、決まりごとがあって、それをやらないと試合には出れない。それをやって、プラスで色を出すのが彼らの世界では当たり前。そういった部分ではうちもやりたいことやっているだけではだめだし、そのレベルの高さっていうのは見習わなければいけないなと感じた」と語った。

 今月15日にベルギーのOHルーヴェンから復帰加入し、この試合に先発出場していたMF三竿健斗もブライトンの組織力、個々の質の高さを目の当たりにし、欧州で求められるスタンダードの高さを思い知らされたと話していた。

「すごく考えながらサッカーをやってるな、と。うちのFWが食い付くのを待って、食いついた瞬間に、3人目のフリーマンを使って、そこから前進してくる形がベースになっていた。そこに対してどう守備をするかっていうのを(ピッチの)中で話しながらやっていたんですけど、ほかの選手の立ち位置の良さも抜群ですし、距離感がいいのでミスも起こらない。これが今の世界のスタンダードなんだなっていうのはやりながら感じていました」

 昨季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)に初出場するなど進境著しいブライトン。日本のサッカーファンにそのクオリティーの高さを見せつけるプレシーズンマッチ初戦となった。(石川 遼 / Ryo Ishikawa)

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