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スペイン監督「日本は素晴らしいチーム」 昨年W杯のリベンジに選手も手応え「負けていたのでなおさら」

FOOTBALL ZONE / 2024年7月26日 6時30分

■トメ監督は「後半はスペインが日本相手に支配」と試合を総括

 パリ五輪の女子サッカー初戦が現地時間7月25日に行われ、現FIFAランキング1位のスペインが同7位の日本に2-1で勝利した。スペインを率いるモンセラート・トメ監督は「日本から与えられた困難を乗り越えた」と昨年のワールドカップ(W杯)での0-4敗戦からのリベンジに手応えを示した。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 試合は前半13分に日本が先制。ゴール中央右よりの位置で得た直接フリーキック(FK)をMF藤野あおばが右足で蹴り込んだ。

 しかし、序盤の劣勢からすぐに立ち直ったスペインはその後ボールを支配すると、同22分にMFアイタナ・ボンマティがGK山下杏也加との1対1を冷静に制して同点。そして、後半29分にはボンマティのパスを受けたFKマリオナ・カルデンティが右足のシュートで決勝点をゲット。現世界王者は日本を逆転で破り、白星スタートを切った。

 この両チームは昨年の女子W杯のグループリーグでも激突。その時は日本が4-0で圧勝していたが、このパリ五輪の舞台ではスペインが試合巧者ぶりを発揮してリベンジを達成。スペインを率いるトメ監督は、「特に後半はスペインが日本を相手に支配していたと思う」と重要な初戦勝利を振り返った。

「五輪の初戦で難しい試合になることは分かっていました。日本は素晴らしいチーム。私たちは彼女たちから与えられた困難を乗り越えました。私たちが際立っていた点を挙げるとすれば、それは互いに対する信頼で、今日の勝利はそこから生まれた結果であり、ハードワークの賜物だと思います」

 1得点1アシストと存在感を示したボンマティも「得点を決められて嬉しいですが、それ以上に重要なのは勝利です。日本との対戦は常に特別なもの。去年4点取られて負けていたのでなおさらです」と日本撃破の喜びを明かしていた。女王として臨んだこのパリ五輪、スペインは初戦の勝利でその自信をさらに深めていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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