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なでしこ主将「一番悔しいのは梨紗」 長年共闘の同僚負傷に決意「自分たちがつなげなきゃいけない」

FOOTBALL ZONE / 2024年7月26日 6時10分

■清水梨紗はスペイン戦で右膝を痛めて途中交代

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間7月25日、パリ五輪のグループリーグ初戦でスペインと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。右サイドを担う主力のDF清水梨紗が右膝を痛めて負傷交代。キャプテンのDF熊谷紗希は試合後、「一番悔しいのは梨紗だから」と清水の分まで戦うことを誓った。

 1-1で迎えた後半20分過ぎ、日本は右サイドの絶対的な主力である清水が相手MFマリオナ・カルデンティのドリブルに対応した際、ピッチに足を取られ右膝を痛めてしまう。自らプレー続行不能を伝えるアクシデントが起こり、担架で交代を余儀なくされた。

 清水はDF高橋はなと交代となり、DF古賀塔子を清水のいたポジションに移したが、後半29分に清水が交代した右サイドから攻め込まれると、ペナルティーエリア内にドリブルで持ち込まれカルデンティに右足シュートを決められてしまう。これで1-2とビハインドを背負うと、そのまま試合は1-2で終了した。

 キャプテンの熊谷は昨年の女子ワールドカップ(W杯)で4-0と勝利したスペインに逆転負けを喫した直後、「私は梨紗の状況を把握していない」と前置きしたうえで、長年ともに戦ってきた清水の胸中をおもんぱかった。

「こうなることはあり得るのがこのオリンピックだと思うし、やっぱりいるメンバーでやるしかない。一番悔しいのは梨紗だから、梨紗の分まで残っている自分たちがやるしかないと思う。本当にもし梨紗が戻って来られるなら、やっぱりそこまで自分たちがつなげなきゃいけないと思いますし、本当にもうやるしかないと思っています」

 清水の回復を祈りつつ、なでしこジャパンは初戦の敗戦を巻き返すしかない。(FOOTBALL ZONE編集部)

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