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OAなしでも「俺らはやれる力を示せた」 殊勲の2戦連続弾…大岩J技巧派MFが決勝T進出に手応え

FOOTBALL ZONE / 2024年7月28日 6時37分

■山本理仁がマリ戦でもゴール

 パリ五輪の男子サッカー競技は現地時間7月27日にグループリーグの第2戦が行われ、D組の日本代表はフランスのボルドーでマリ代表と対戦。勝てば準々決勝進出が決定する日本は後半37分にMF山本理仁が2試合連続となるゴールを決めると1-0で勝利して、2試合でD組2位以内に入ることが確定して決勝トーナメント進出を決めた。殊勲の山本は「自分を褒めてあげたい」と、ハードワークの末に挙げたゴールを振り返った。

 大岩剛監督の率いる日本は、今年3月の親善試合では1-3で敗れたマリと対戦。ピンチの場面もGK小久保怜央ブライアンの好セーブでしのぐと、後半37分には右サイドを突破したFW細谷真大の折り返しを途中出場のFW佐藤恵允が合わせる。これは相手GKに弾かれたが、ゴール前に詰めていた山本が押し込み、先制ゴールを奪った。

 後半アディショナルタイムには相手にPKを与える場面もあったが、相手のシュートが左に外れてリードを守り抜き、U-23年代の選手だけで臨んだチームとしては初の決勝トーナメント進出となった。

 細谷は後半31分にも右サイドを突破してクロスを入れて決定機を作り出していたが、この時は三戸がシュートを合わせ切れずにチャンスを逃していた。決勝ゴールを決めた山本は、このプレーが決勝ゴールを生む伏線になったと振り返る。

「めちゃくちゃしんどかったですけど、真大があそこ、1本同じような形があったので、入れてくれると信じて、あそこにこぼれてくると信じて走り続けたのが、あの点につながったのかなと思うので、自分を褒めてあげたいです」

 そして、数字を残すことへのこだわりについて、「得点は常に狙っていましたし、どこにこぼれるかは研ぎ澄ませていた。いい形がでたのかなと思っています」と胸を張った。

 大会前から両ゴール前でゴールに絡むボックス・トゥ・ボックスの選手になりたいと話していた山本だが、有言実行の2試合連続2ゴール。「見たら分かるとおり、2得点という結果が、まさにボックス・トゥ・ボックスが出ているかなと思います。毎試合、毎試合これが求められると思うので、しっかりリカバーして次もやっていきたい」と、今後も継続することを誓った。

 3月に1-3で敗れた相手に、再び身体能力でも苦しめられた。「グッと前に入ったと思っても足がうしろから伸びてきたりした。そういったものは、この大会を通して、まだまだこの大会で出てくると思うので、しっかり慣れてまたレベルアップしながら次に進みたい」と話すとともに、リベンジを果たせたことに「僕らのレベルアップが見られた試合だったと思います。互角以上に戦える僕らの力を示せた」と、自信も得られたようだった。

 そして、決勝トーナメント進出について「日本の人たちは誰もそんなこと思っていなかっただろうし、オーバーエイジなしでいけるのかという疑問があったなかで、俺らはやれるという力を示せたのかなと思う。ここから負けなしで決勝トーナメントに進めたらもっともっと勢いも増すと思うし、日本からの声援や注目も上がると思うので1試合1試合しっかり戦って勝ち進みたい」と、イスラエル戦を勝利して、決勝トーナメントに進む意欲を示した。(FOOTBALL ZONE編集部)

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