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清水梨紗離脱の緊急事態も…守屋都弥は左サイドで「大丈夫」 代表OGが断言する理由【見解】

FOOTBALL ZONE / 2024年7月31日 13時10分

■【専門家の目|岩清水梓】DF守屋都弥&MF清家貴子の出来に元なでしこJ岩清水が見解

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間7月28日にパリ五輪の第2戦でブラジル代表と対戦し、2-1の劇的な逆転勝利を飾った。2008年北京五輪と12年ロンドン五輪に出場し、11年の女子ワールドカップ(W杯)優勝メンバーでもある元代表DF岩清水梓は、左サイド起用のDF守屋都弥について「左でも大丈夫と感じた」と評価。WEリーグで爆発的な得点力を発揮するも代表チームでは良さのすべてが出ていないMF清家貴子については「彼女にインターセプトをさせるように追い込んであげたい」と指摘した。(取材・構成=轡田哲朗)

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 絶対的な主力だったDF清水梨紗が負傷離脱。代役として右サイドでの起用が見込まれた守屋だったが、試合が始まると左サイドに入り、右サイドをDF古賀塔子が務めた。本職ではない左に入った守屋だったが、前半アディショナルタイムにPK獲得につながるシュートも放つなど、遜色ない働きを見せていた。

 岩清水は守屋の起用について「個人的には右サイドでのプレーを見るのが好きですが」としつつ「前半のPK獲得もそうだし、高い位置でボールを受けられる選手で、受けた時に絡んで決定的な仕事もできる。左足でクロスも上げていたし、左でも大丈夫だと感じた。この先も、ちょっと心配だった左サイドという点では、本来のやりやすさではないかもしれないけれど、チームに安定感をもたらす可能性があると思う」と話した。

 一方で清家は、初戦は左サイドでスタメン起用されるもあまり機能せず、このブラジル戦では右ワイドで途中出場になった。WEリーグでは優勝した三菱重工浦和レッズレディースの中心選手としてリーグMVPと最多ゴールを記録したアタッカーだが、なでしこジャパンではなかなか持ち味を発揮できていない。岩清水は「歯がゆいだろうなと感じます。それでも、与えられているポジションで、ある程度の決まりごとを求められて、もがいているなというのがある。もっと攻撃的なポジションを取れたらいいんですが……」と、清家の心中を慮る。

「浦和の時のように、前に残りつつプレーする攻撃パターンではなく、守備から入って最終ラインから上がっていくので、フィニッシュまで行くのは距離が大変そうに見える」と指摘し、清家の生かし方として「5バックまで下がるより、彼女にインターセプトをさせるような、前線からプレッシャーとサイドへの追い込みで1対1に勝っていくようなものを選んであげるとやりやすさを感じると思う。我慢して頑張るところも必要だと思うけれど、良さを生かしてあげるのもマネジメントの1つだと思う」と提案した。

 日本はこの後、現地時間31日にナイジェリアと対戦する。五輪の女子サッカー競技は12チームが出場し、4チームずつに分かれた3組のそれぞれ2位以上と3位のうち上位2チームが準々決勝へと進出する。ナイジェリア戦と同組のもう1試合の結果次第で首位通過から4位敗退まであり得る勝負どころになった。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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