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A代表主力にも劣らぬ“フィジカル” 22歳MFのポテンシャルにOB注目「後継者になれる」【見解】

FOOTBALL ZONE / 2024年7月31日 10時10分

■【専門家の目|栗原勇蔵】成長著しい藤田譲瑠チマは「A代表でも遜色ない」

 大岩剛監督率いるU-23日本代表は、現地時間7月30日に行われたパリ五輪の男子サッカー・グループリーグ最終戦でイスラエルに1-0で勝利した。途中出場したキャプテンのMF藤田譲瑠チマは決勝点の起点となり、グループD首位通過の立役者の1人となった。元日本代表DF栗原勇蔵氏は「A代表に入っても遜色ない」と高く評価している。

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 グループリーグ初戦のパラグアイ戦(5-0)、第2戦マリ戦(1-0)とスタメン出場した藤田は、2連勝で決勝トーナメント進出を決めたこともあってイスラエル戦はベンチスタート。後半34分、ピッチに倒れ込んで担架で運び出されたMF川﨑颯太に代わってピッチへ立った。

 藤田は後半40分に前方へとロングボールを供給。身体を張って相手のボールを奪い取るなど、守備面でも力を発揮したなか、同アディショナルタイムには右サイドのFW佐藤恵允へ展開すると、佐藤のグラウンダーのクロスにFW細谷真大がダイレクトで合わせて日本が決勝ゴールを奪った。

 無失点でのグループリーグ3連勝を達成する原動力となった藤田。日本代表OB栗原氏は、「川﨑の負傷がなければ、出なかったかもしれないし、難しい展開だったなかで、ゴールの起点を作った。パススピードも早く、さすがのプレーでした」と評価する。

 22歳の藤田は、2022年7月のE-1選手権でA代表デビューを飾り、2キャップを刻んでいる。それ以降は森保ジャパンに招集されていないが、昨夏にJ1横浜F・マリノスからベルギー1部シント=トロイデンへ移籍し、逞しさを増している。A代表の中盤にはMF遠藤航(リバプール)とMF守田英正(スポルティング)という不動の主力がいるが、栗原氏は「学ばせる意味でもA代表に入れたほうがいいと思います」と語る。

「ボランチには遠藤航という絶対的な中心選手がいますけど、A代表に入っても遜色ない。身体が強くて、一定のスピードもある。技術は抜群というほどでもないですけど、ディフェンシブMFとしてはかなりハイスペック。遠藤や守田にもフィジカルでは負けていないし、次から次へと足を出す守備もできる。遠藤の後継者になれるタイプだと思います」

 パリ五輪で一皮剥けた藤田が、今後A代表に定着していくかにも注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)

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