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ロッドマン娘がなでしこ撃破弾 120分間の死闘…劇的ゴールを回想「意識が飛んだ感じ」

FOOTBALL ZONE / 2024年8月4日 5時20分

■ピンク色の髪型で試合序盤からファンからの注目を集めていたロッドマン

 パリ五輪の女子サッカー競技は8月3日、準々決勝が行われ、日本代表「なでしこジャパン」はアメリカ代表に、延長にもつれ込む激戦の末に、0-1で敗れた。両チーム無得点で延長戦に突入。延長前半終了間際、決勝点となるゴールを決めたのが元NBA選手のデニス・ロッドマン氏の娘のFWトリニティ・ロッドマンだった。

 スコアレスで迎えた延長前半終了間際。右サイドでボールを受けたロッドマンは右足で切り返すと、利き足とは逆の左足を振り抜いた。DF北川ひかるのマークをはがすと、シュートはGK山下杏也加の手をかすめて、サイドネットを揺らした。ロッドマンは雄叫びをあげて駆け出すと、仲間たちにもみくちゃにされた。

 米「ヤフースポーツ」は、試合後のロッドマンのコメントを紹介。自身の決勝ゴールについて問われ「振り返るの?」と笑顔を見せ「少し意識が飛んだ感じだった」と答えたという。DFクリスタル・ダンが長い斜めのパスを出すコースを探していたことを思い出し「正直なところ、あれが唯一、私たちがあの試合でゴールできる方法だと思っていた。ダンが、パンとボールを蹴って、そこから私は『アーーー、アーー、アーー!』という感じだった。それから上部に叩き込んだわ」と振り返っている。

 アメリカ代表のエマ・ヘイズ監督が「PK戦に突入することを覚悟していた」と明かしたが、ロッドマンのゴールがそれを阻止する一撃になった。ピンク色のロングヘアーで、日本のファンの注目も集めていたロッドマンは「私たちはある程度、こういう素晴らしい結果になると分かっていた」と、試合を決めきれると感じていたと語っている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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