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膝に氷をグルグル巻き…なでしこが“満身創痍” 死闘に心配の声「足を悪くした」「限界だった」

FOOTBALL ZONE / 2024年8月5日 9時47分

■アメリカと対戦し延長戦の末に0-1で敗れた

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間8月3日、パリ五輪の女子サッカー準々決勝でアメリカと対戦し延長戦の末に0-1で敗れた。2大会連続のベスト8と悔しい結果に終わったが、そんなチームを支えた選手の“満身創痍”の姿には、ファンも労いの言葉をかけている。

 なでしこジャパンのスタートは厳しいものだった。グループリーグ初戦でスペインに1-2で敗戦。それでも第2戦でブラジルを2-1で撃破。続くナイジェリア戦は3-1となり、2連勝で決勝トーナメントへと進んだ。

 迎えた準々決勝の相手は強敵アメリカ。これまで五輪では一度も勝てていないなでしこジャパンだったが、前後半を0-0で終え延長戦に突入する。しかしFWトリニティ・ロッドマンに決勝弾を決められ、追い付くことができぬままなでしこジャパンは敗戦の時を迎えた。

 SNS上で反響を呼んだのが、DF北川ひかるの姿。パリ五輪前国内ラストとなる強化試合で負傷し、開幕2試合を欠場した北川は第3戦ナイジェリア戦で圧巻のフリーキック(FK)を決めていた。アメリカとの試合でもスタメン起用されたが、延長後半開始とともにベンチへ下がっている。

 試合後、落胆する選手たちのなかで北川の両足にはアイシングのため氷を巻き付ける様子が確認された。ファンからも「顔色をなくして俯いている」「北川大丈夫かな?」「足を悪くしたな」「限界だった」「ちょっと心配」と怪我への不安を漏らす声が寄せられている。


試合終了後のなでしこジャパン・北川ひかる(右)【写真:ロイター】

 一方でスタメン出場し北川と同タイミングでベンチに下がった長谷川唯も、試合後両足にテーピングで氷嚢を巻き付けていた。まさに“満身創痍”の戦い。北川は「自分が隙を見せてしまった1本で負けてしまった」と悔やんだコメントを残したが、その経験がのちの五輪、ワールドカップ(W杯)などの世界大会にも大きく生きてくるはずだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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