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38歳Jリーガーに残された「14」の戦い 海外監督が評価、得点量産の実績は「偶然ではないだろう」

FOOTBALL ZONE / 2024年8月5日 17時1分

■今季限りでの現役引退を表明したFW興梠慎三の実力をヘグモ監督評価

 浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は8月5日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。先日に今季限りでの現役引退を表明したFW興梠慎三について「戦術的な知識が素晴らしい。国際レベルで通用する知識は、あまり多くの選手が持っていないもの」と話した。

 宮崎県出身の興梠は、鵬翔高校から2005年に鹿島アントラーズ入りすると国内3冠の獲得に貢献した。13年に浦和へ移籍すると不動のエースとして君臨し、クラブのJ1最多ゴール記録を塗り替えた。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の2回優勝のほか、ルヴァンカップと天皇杯優勝に貢献。リーグ戦の年間制覇は果たしていないが、15年と16年にステージ優勝、16年は年間最多勝ち点の獲得に大きく貢献している。また、2022年は期限付き移籍にて北海道コンサドーレでプレーした。個人ではACLの日本人最多ゴールをマークしている。

 日本代表では16試合の出場経験を持ち、2016年のリオデジャネイロ五輪はオーバーエイジとして選出されプレーした。そして、38歳の誕生日を迎えた7月31日に埼玉スタジアムで会見を開き、今季限りの引退を表明した。

 今シーズン浦和の監督へと就任したヘグモ監督は、興梠について「慎三の場合は戦術的な知識が素晴らしい。国際レベルで通用する知識は、あまり多くの選手が持っていないもの。ゴール前でのスペースの見つけ方、それを使う動きを持っているので、たくさんゴールを決めたのは偶然ではないだろう。近年は怪我で少し苦しんだが、Jリーグでやってきたことに対し彼は誇りを持っていいはずだ。そして、性格面もいいミックスがある。ユーモアがあるが、ピッチに立てば非常にシャープだ」と話している。

 また、その引退会見の席上で興梠は今後のキャリアとして指導者を目指すことを明らかにし、浦和の監督を目指すかどうかについて「野心しかないです。浦和レッズの監督になって、自分が取れなかったJリーグタイトルを獲りにいきます」と宣言している。

 ヘグモ監督は「指導者・興梠慎三」の将来性について問われると「サッカーを見る目を持っているので、必ず良い指導者になれると思う。彼に対しても、(指導者の)色々なコースを受講するのが良いのではないかと話した。彼がそのように自分への投資をすれば、次の若い世代に多くのことを伝えられると思う」と話した。

 今季はシーズン序盤に途中出場が続く中で興梠は、J1第4節の湘南ベルマーレ戦でスタメン起用されてゴールを奪っている。現役ラストイヤーは残り14試合となったが、ゴール前の勝負強さを見せる場面が期待される。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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