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主将流出に同僚「少し首を傾げるものがあった」 本音投稿も決断支持でファン感動「かっこよすぎ」

FOOTBALL ZONE / 2024年8月15日 9時30分

■群馬DF城和が山形へ…髙澤が「僕の意見」をSNSに投稿

 J2最下位のザスパ群馬は8月13日、DF城和隼颯が同じJ2のモンテディオ山形へ完全移籍したことで、シーズン中のキャプテン流出が反響を呼んだ。群馬のFW髙澤優也は自身の公式X(旧ツイッター)で、「みんなでキャスの事を気持ちよく送り出してあげよう。裏切りとか逃げたとか言わずに」と呼びかけ、ファンに呼びかけている。

 現在25歳の城和は、身長187センチのDF。2021年に群馬に加入し、キャプテンを務める4年目の今季はここまでリーグ戦全26試合フル出場、ルヴァンカップも1試合に出場していた。

 チームはリーグ最下位(2勝7分17敗)と苦しむなかで、同12位の山形への完全移籍が決定。城和はクラブを通じ、「この状況、立場での移籍でたくさんの意見があることは理解しています。それでも全てを受け入れて前に進み続ける覚悟を持ってこの決断に至りました」とし、クラブやファン・サポーターに対して感謝の言葉を述べた。

 シーズン中のキャプテン流出を受け、群馬の赤堀洋代表取締役社長は、「7月の中断期間を経て『これから』というタイミングでの今回の移籍に私自身も戸惑い、非常に残念に思っております。城和選手にオファーがあったと聞いたのは、清水戦翌日の11日(日)で、クラブとしても突然の出来事でした。キャプテンであり、ディフェンスの要、そして新卒でザスパを選んでくれた生え抜き選手でもある城和選手がシーズン途中にチームを抜けることがあってはならないと、クラブとしてあらゆる手段を講じて最大限慰留に努めました。しかしながら、最終的には城和選手本人の意志を尊重して、苦渋の決断ではありますが送り出すことといたしました」と異例の声明を発表していた。

 そのなかで、2019年に群馬でキャリアをスタートさせ、大分トリニータ、アルビレックス新潟、ギラヴァンツ北九州、FC町田ゼルビアを経て、今年から群馬に復帰したFW髙澤は、自身のXで「城和の移籍について自分自身の思ってること。あくまで僕の意見」と断ったうえで、今回の件に関して触れている。

「このタイミングでこのチーム状況でキャプテンとして移籍を決めたこと少し首を傾げるものがあった。ただ、1人の同じサッカー選手として、この移籍の判断は正しいと思う。一人一人思うことはあると思うけど、みんなでキャスの事を気持ちよく送り出してあげよう。裏切りとか逃げたとか言わずに。シーズンが終わった後にお前がいなくても残留できたぞって笑って言ってやろう。俺は思い通りに貢献出来てないけど、諦めてない。誰1人諦めてない。やるぞ。俺」

 髙澤のストレートな思いを綴った投稿に対しては、ファンも「高澤のセリフが全てやね」「かっこよすぎる!」「色々自分も言って申し訳なかった」などと、さまざまなコメントが寄せられていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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