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遠藤出番なしの裏で「冷酷な一面」 リバプール新監督の“非情采配”に英注目

FOOTBALL ZONE / 2024年8月19日 8時30分

■スロット監督がクアンサーを前半だけで代えた理由を説明

 日本代表MF遠藤航が所属するイングランド1部リバプールは、現地時間8月17日にプレミアリーグ開幕戦で昇格組のイプスウィッチ・タウンと対戦し、2-0で勝利を収めた。順調な白星スタートを飾った開幕戦だが、今季からチームを率いるアルネ・スロット監督が“冷酷な一面”を示したとして、その采配に注目が集まった。

 ユルゲン・クロップ前監督の下では4-3-3が基本システムだったリバプールだが、スロット監督は4-2-3-1システムを採用。スペイン1部ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属するMFマルティン・スビメンディの補強が叶わずに人選が注目された中盤は、2枚の守備的MFにライアン・フラーフェンベルフとアレクシス・マック・アリスターが並び、トップ下にMFドミニク・ソボスライが起用され、遠藤はベンチスタートとなった。

 試合は前半をスコアレスで折り返す展開となったが、後半にFWディオゴ・ジョッタとFWモハメド・サラーがゴールを奪い、2-0でスロット監督のプレミア初陣を飾った。

 この勝利のなかで注目を集めたのが、試合途中でのスロット監督の采配だ。この日は4バックの中央でキャプテンDFフィルジル・ファン・ダイクの相棒として21歳のDFジャレル・クアンサーが先発起用されたが、前半のみの出場で途中交代となり、代わりにDFイブラヒマ・コナテがピッチに立った。当初は負傷など何かしらのアクシデントが懸念されたが、スロット監督は試合後にこれが戦術的な理由での交代だったことを明かした。英メディア「90min」によれば、監督はその理由を次のように語っていたという。

「まず私が伝えたのは、これほど多くのデュエルに負けるのであれば戦術について話す必要はないということだ。ジャレルがすべてのデュエルに負けていたというわけではないが、我々はあまりに多くのデュエルで負けていた。私は相手の9番に対するロングボールの空中戦に勝つためにコナテが必要だと考えた。それが上手く機能し、試合をコントロールすることができた。彼ら(イプスウィッチ)は前半に非常に多くのエネルギーを注いでいた」

 スロット監督は前半に相手とのデュエルに苦しんでいたクアンサーのポジションにテコ入れを行い、後半に向けてチームを立て直した。クアンサーにとって手厳しい交代となったが、スロット監督は「前半は戦うところが見られず、ほぼすべてのロングボールに競り負けていた。後半になると上手く準備ができ、いいフットボールができるようになった」とコナテの投入で状況が改善されたことを強調した。

 英公共放送「BBC」はそんなスロット監督の容赦のない姿勢を指して「スロットが冷酷な一面を見せるのに時間はかからなかった」と伝えている。まだレギュラーが固まりきっていない時期なだけに、選手たちにとって強烈なメッセージとなったことは間違いないだろう。(FOOTBALL ZONE編集部)

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