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J助っ人の相手GK頭部“膝蹴り”は「見え方が悪かった」 日本代表OBが一発退場に見解「文句は言えない」

FOOTBALL ZONE / 2024年8月19日 6時50分

■甲府FWアダイウトンが退場…栗原勇蔵氏は「かなりギリギリのプレー」と指摘

 ヴァンフォーレ甲府のブラジル人FWアダイウトンは、8月17日にIAIスタジアム日本平で行われたJ2リーグ第27節清水エスパルス戦(0-3)で後半1分に相手GKへの危険プレーで一発退場となった。その判定にさまざまな声が寄せられているが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「悪意はないですが、見え方が悪かった」との見解を示している。

 前半32分に清水MFカルリーニョス・ジュニオにゴールを奪われ、ビハインドを背負った甲府を、後半キックオフ直後にアクシデントが襲う。

 最終ラインのDF関口正大からのロングボールを途中出場のブラジル人FWマクーラが競り合い、こぼれたボールにアダイウトンが反応。ペナルティーエリア内で清水GK権田修一との対峙となった。しかし、アダイウトンの右足よりもわずかに先に権田がボールに触り、これを阻止。その後、アダイウトンの膝付近が権田の頭部にヒットし、権田は両手で顔を覆って倒れ込んだ。

 権田は大事には至らずすぐに起き上がったが、一歩間違えば大怪我になりかねないような交錯だっただけに、窪田陽輔主審は「S1:著しく不正なプレー」として、アダイウトンを一発退場処分とした。

 数的劣勢となった甲府は、後半12分、45分に失点して0-3で敗戦。元日本代表DF栗原氏は、「この手の攻防は紙一重でゴールかレッドカードなので、試合を決めるようなプレーになりましたね」と語る。

「アダイウトンのプレーはかなりギリギリですよね。悪意はないですが、勢いもあって見え方が悪かったと思います。相手DFとのデュエルに勝っての流れなので行きたくなる気持ちは分かります。ただ、レッドカードでも文句は言えないです」

 甲府にとっては、なんとも手痛い判定と退場処分となってしまった。(FOOTBALL ZONE編集部)

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