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試合2日前に“異例のオフ” 浦和監督が選手に外部情報の遮断推奨「社会全体に同じ問題がある」

FOOTBALL ZONE / 2024年8月23日 14時43分

■ヘグモ監督は8月20・21日に高負荷の練習をしていたことを説明

 浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は、8月23日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。リーグ戦の2日前となる22日のトレーニングを異例のオフとした理由を、特に日本の夏で問題になる暑熱下で強度の高いトレーニングを行ったことだと話した。

 浦和は8月24日のJ1リーグ第28節で川崎フロンターレをホームに迎え撃つ。ヘグモ監督は「次節は子供たちの夏休み最後の試合になるので、スタジアムに来て楽しんでほしい。そこでいい内容の試合と勝ち点3を取りたいと思う」と話しているが、22日のトレーニングが急きょオフになっていた。中3日や4日の連戦ではなく、通常の1週間のインターバルで迎える試合の2日前がオフになることはかなり珍しいと言えるだろう。

 ヘグモ監督はその理由について、「火曜日と水曜日にかなり高い負荷をかけた練習をしたことが理由だ」として、さらに「高強度の練習をかなり暑い中でやった。暑い中では20%ほどプラスした負荷がかかる。試合への体力を温存する観点で昨日(22日)をオフにした」と、日本の酷暑と練習強度の兼ね合いから下した決断だったと明かした。そして、「今日の練習では非常にシャープな姿が見られたので、休みからのいい反応が見られた」と、その効果を話した。

 ヘグモ監督は「今週までの流れでかなり暑い日が続き、その中でかなり高強度の練習をしてきた。選手達とも会話してきたし、スタッフとも議論してフィジカル、メンタル、あらゆる側面について話し合った。選手をオフにせず集めて軽いリカバリーをするか、戦術練習だけするか、オフにするかと長い時間を議論して決断した」と話す。

 そして、「総合的に考えると休養は非常に重要な要素になる。選手たちだけでなく社会全体に同じ問題があると思うが、現代社会では休もうと思ってもあまりにも多くの情報が入る。そこをいかに遮断しながら休むのかも学ばないといけない」と、休養の質についても触れていた。

 異例のオフを挟んで回復を図った浦和は8月24日の川崎戦でどのようなプレーを見せるのか。それ次第では、酷暑の中でコンディショニングをする上での新たなセオリーが生まれるかもしれない。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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