横浜FM、サポーター4人での“Tシャツ”トラブルを発表 発生日は即退場を通達→追加処分を決定

■アウェー川崎戦で発生

　J1横浜F・マリノスは8月25日に敵地で開催された17日の第27節川崎フロンターレ戦で横浜FMサポーター間によるトラブルが発生したと発表した。4人が処分の対象となり、1人は4試合の入場禁止処分になった。

　横浜FMは事実確認を行ったあと、Jリーグで定める「Jリーグ試合運営管理規定」に照らし合わせ、処分を決定。4人が対象者で、1人が21日の天皇杯ラウンド16から4試合入場禁止、ほか3人は厳重注意処分となった。

　事象はサポーターA氏と知人の顔写真が掲載されたTシャツを横浜F・マリノスサポーターのB氏が着用し、友人であるC氏、D氏含め3人でスタジアムへ来場。B氏の行為を挑発と捉えたA氏はコンコースにおいて、B氏の着用しているTシャツを脱がそうとし、もみ合いに。周辺サポーターが協力し、両者を引きはがした。

　B氏には挑発行為にあたることを横浜FMスタッフ伝えられ、厳重に注意。また、B氏の友人であるC氏、D氏（C氏、D氏はTシャツ着用はなし）についても同様の責任がある旨を横浜FMから伝えられ、厳重注意された。

　また、A氏については無理やりTシャツを脱がせようとした行為やもみ合いとなる事案を引き起こした行動に対し、厳重注意。試合においては、A氏、B氏、C氏、D氏について観戦させずに退場を促していた。

　横浜FMの声明は以下の通り。

　横浜F・マリノスでは、「『FAIR PLAY, FAIR SUPPORT』差別・挑発・迷惑行為は、絶対に許しません」をスローガンに、人権啓発活動を行っています。ファン・サポーターの皆さまにおかれましても、クラブに関わるあらゆる人が共有し、持つべき姿勢、考え方であるクラブフィロソフィーを胸に刻み、リスペクトをもった発信・行動を行っていただければと思います。再発防止のために、再度スタジアム内外における安全対策やセキュリティ体制の見直し、さらにファン・サポーターとのコミュニケーションを強化するなど、安全・安心なスタジアムづくりに努めてまいります。今一度、観戦ルールとマナーへのご理解・ご協力をお願い申し上げます。（FOOTBALL ZONE編集部）