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ヤングなでしこが「優勝候補であることを力強く宣言」 女子W杯初戦、7-0大勝発進にFIFA称賛

FOOTBALL ZONE / 2024年9月3日 12時40分

■U-20女子日本代表はニュージーランドに7-0快勝

 ヤングなでしこの愛称を持つU-20女子日本代表は、現地時間9月2日にコロンビアの首都ボゴタでU-20女子ワールドカップ(W杯)グループE組の初戦ニュージーランド戦に臨み、7-0の大勝で初戦を飾った。国際サッカー連盟(FIFA)は、日本の戦いを「優勝候補であることを力強く宣言した」と伝えた。

 決戦の地は標高約2600メートルにあり、狩野倫久監督は「富士山の5合目や6合目にあたる。2011年にU-17男子がメキシコで試合をしたのが標高1900メートルほど。日本サッカーでも今までにない標高でやることになる」とメンバー発表会見で話した。マラソンの高地トレーニングを行うような環境だけに、JISS(国立スポーツ科学センター)やJOC(日本オリンピック委員会)の協力も得ながら約2週間前に現地入りして準備を進めた。

 その成果も出たか、前半から日本はニュージーランドを圧倒した。まずは前半16分にMF松永未夢が右サイドからゴール前に入れるとFW土方麻椰が飛び込んで先制ゴール。さらに前半38分にはDF小山史乃観のパスを受けた土方が、ゴール右の全く角度のない位置からゴールを射抜いて追加点を奪った。日本はさらに前半41分にFW笹井一愛、前半44分にMF大山愛笑がいずれもペナルティーエリア内まで切り崩した攻撃からゴールして4-0で前半を終えた。

 後半に入っても敵陣でゲームを長く進めた日本は後半15分にMF早間美空のラストパスを受けた小山がゴール。さらに後半30分にはペナルティーエリアすぐ外の左サイドから早間が抑えの効いた左足ミドルを蹴り込むと、後半アディショナルタイムには笹井がクロスを右足ボレーで流し込んで7-0の大差で初戦を飾った。

 狩野監督は「選手が本当にコロンビア、ボゴタに入って初戦に向け非常にいい準備をして入ってくれたことが得点と勝利につながったと思う」として、次戦以降へ「まずはコンディションを整え、身体的にいいパフォーマンスができるコンディションを整えて臨みたい」と話した。

 また、主将のMF林愛花は「チームとしてもいい入りができて、前半の内に4得点。後半もいい形からゴールができ、初戦としてはいい入りができたと思う。リスク管理も徹底してできたし、GKとディフェンス、中盤も全員で相手の速さを消すことができて良かった。事前合宿から高地順化に取り組み、自分たちでボールを持つことでコントロールし、交代選手も使いながら全員でペースを保てたと思う」と振り返った。

 グループリーグ初戦の中で、大会初日にブラジルがフィジーを9-0で下したのに次ぐハイスコアだった日本について、FIFA公式サイトは「きらめく日本の7ゴール」として、「優勝候補であることを力強く宣言した」とレポートした。

 E組のもう1試合はオーストリアがガーナに2-1で勝利。日本はこの後、現地時間5日にガーナ、8日にオーストリアと対戦。24チームが出場する今大会は、A組からF組の各組上位2チームと、3位のうち上位4チームが決勝トーナメントに進出する。(FOOTBALL ZONE編集部)

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