伊東純也、奮い立った復帰戦「ゴール取ってやろうって」 324日ぶり弾後の“一礼”「自然と出た」

■アジア最終予選の中国戦で代表復帰、1ゴール2アシストの大暴れ

　森保一監督率いる日本代表は9月5日、北中米ワールドカップ（W杯）アジア最終予選の初戦・中国戦（埼玉）に臨み、7-0で大勝を飾った。7か月ぶりに代表復帰したMF伊東純也（スタッド・ランス）は後半途中から出場し、10か月ぶり（324日ぶり）となる代表復帰弾をマーク。会場の大声援に「嬉しかった」と感謝の言葉を残した。

　歓迎ムードに包まれての復帰戦だった。埼玉スタジアムで行われた中国戦ではベンチスタートとなったなか、後半18分から途中出場するとスタジアムは大歓声に。その声に早速応えた。同32分、ペナルティーエリア内でボールを受けると、迷わず左足を一閃。相手に当たり方向が変わるとボールはゴールに吸い込まれた。

　これで勢いに乗ると後半42分にFW前田大然、同アディショナルタイムにもMF久保建英のゴールをお膳立てする1ゴール2アシストの大暴れ。日本代表でのゴールは、2023年10月17日に行われたチュニジア代表とのキリンチャレンジカップ以来、10か月ぶり（324日ぶり）となり、通算14ゴール目となった。

　伊東は今年1～2月に開催されたアジアカップ期間中、一部週刊誌報道を理由に離脱。3月、6月の代表活動は招集外となっていたなかでアジア最終予選の中国戦（埼玉）、バーレーン戦（11日＝リファー）に向けたメンバーに選ばれ、7か月ぶりに代表復帰。交代出場が告げられ、タッチライン際に立つと、自然と奮い立った。

「やっぱりモチベーション上がりましたし、嬉しかったですし、ゴールを取ってやろうって本当に思ってました」

　ゴールを決めたあとには、次々と駆け付ける仲間にもみくちゃにされゴール裏に向かって一礼する場面も。「自然に出たんですけど、 本当にありがとうございますと。今日の声援だったり、そういう風景があったんじゃないかなと」と伊東。ファンに支えられて、待望の代表復帰を果たしたスピードスターは、改めて感謝の思いを口にした。（FOOTBALL ZONE編集部）