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森保Jに帰ってきた「大事なピース」 伊東純也の復帰に代表OB太鼓判「まだ3年はバリバリできる」【見解】

FOOTBALL ZONE / 2024年9月6日 7時50分

■【専門家の目|栗原勇蔵】復帰戦で1得点2アシストを記録「また輝きを放ってほしい」

 森保一監督率いる日本代表は、9月5日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦で中国に7-0で大勝した。7か月ぶりに代表復帰したMF伊東純也(スタッド・ランス)が後半途中出場から10か月ぶりの復帰弾を決め、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「伊東は森保ジャパンにとって大事なピース」と語っている。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

   ◇   ◇   ◇   

 伊東は今年1~2月にカタールで開催されたアジアカップ期間中に、一部週刊誌報道を理由に代表を離脱。3月、6月の代表活動は招集外となっていたなかで、アジア最終予選の中国戦(埼玉)、バーレーン戦(リファー)に向けたメンバー27人に選ばれ、7か月ぶりに代表復帰した。

 埼玉スタジアムで行われた中国戦ではベンチスタートとなったなか、MF遠藤航(リバプール)、MF三笘薫(ブライトン)、MF南野拓実(ASモナコ)のゴールで4-0とリードした後半18分から途中出場。同32分、ペナルティーエリア内右でボールを受けると左足を振り抜き、相手に当たったシュートがゴールに吸い込まれてチーム5点目をマークした。

 日本代表でのゴールは、2023年10月17日に行われたチュニジア代表とのキリンチャレンジカップ以来、10か月ぶり(324日ぶり)となり、通算14ゴール目。そして後半42分に右サイドからの鋭いクロスでFW前田大然のゴールをアシストすると、同アディショナルタイムにもMF久保建英のゴールをお膳立てして、27分間のプレーで1得点2アシストを叩き出した。

 日本代表OB栗原氏は、ボール支配率72.7%、シュート15本と中国を圧倒した日本の戦いぶりについて、「今日は縦の突破よりも久保、堂安、三笘がカットインしてきて、2枚来たところを素早いパス回しで崩すなど、バイタルエリアを上手く使っていました。守備も(ボールを)取られたらすぐに切り替えてファーストディフェンダー、セカンドディフェンダーで挟み込んでいて、中国がフリーで前を向いてボールを持つ場面がほぼなかった。さすがに中国に勝ち目はなかったと思います」と高く評価した。

 そのなかで、代表復帰した伊東に関しても、「森保ジャパンにとって大事なピース」だと語る。

「伊東は森保ジャパンにおける貢献度で言えばトップレベル。帰ってきたのは心強いし、伊東がいない間にチームとしての上積みもできた。伊東は復帰戦で結果を出して、第2のスタートを切った感じだと思います。31歳と年齢的にもまだ3年はバリバリできる。代表から離れた期間、つらかったはず。また輝きを放って鬱憤を晴らしてほしい」

 日本が8大会連続のW杯出場を目指すうえで、伊東は大きな力となるはずだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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