英2部日本人が「傑出している」…海外絶賛、J退団後の5戦4発に脱帽「彼はとても賢い選手」

■ブラックバーン大橋祐紀、ブリストル・シティ戦で2ゴールと躍動

　イングランド2部ブラックバーンのFW大橋祐紀は現地時間9月14日に行われたブリストル・シティ戦（3-0）に先発出場して2得点を挙げた。これで加入後5試合で4得点。ブラックバーンのジョン・ユースタス監督は「彼は傑出している。このスカッドの本当に重要なメンバー」と日本人ストライカーを称賛した。

　ワントップの位置で先発出場した大橋は1-0で迎えた後半10分にペナルティーエリア左でパスを受け、右足でカーブのかかったシュートをゴール右隅へと蹴り込み、3試合ぶりの得点をゲット。さらにその15分後には左からドリブルで持ち込み、左足で2点目を奪った。

　これでリーグ戦は開幕から5試合で4得点。カップ戦も含めれば7試合で5得点。海外リーグ初挑戦の28歳はチームの得点源として出色の働きを見せている。

　チームを率いるユースタス監督は「彼はこのフットボールクラブにやってきて以来、傑出している。彼はファミリーの真の一員だ。みんな彼のことが大好きだ。英語も毎日上達している。このスカッドの本当に重要なメンバーだ」と大橋の成長ぶりを称え、チームにとって不可欠な戦力となっていることを強調した。

　指揮官はさらに「彼を獲得した時、彼は日本でまだシーズン中だったことを忘れてはならない」と話し、「彼は日本で調子が良く、活躍していた。我々のグループに加わった時、彼にはシンプルな仕事を与えた。彼はとても賢い選手で、非常に優れたフィニッシャーだ。我々からのメッセージもすぐに理解していた」と大橋の適応力の高さも絶賛していた。

　4得点で英2部リーグの得点ランキングで他3人と並ぶトップタイに浮上した大橋。英公共放送「BBC」によれば、ここまで64分で1得点のハイペース。出場5試合の内3試合は途中出場というなかで、着実に得点を重ねている。

　Jリーグで示した決定力はイングランドの舞台でも存分に発揮されている。このい勢いはどこまで続くのか注目だ。（FOOTBALL ZONE編集部）