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17歳でプロデビューの逸材 開幕戦で1G1A…JFA宮本会長も賞賛「見守っていきたい」

FOOTBALL ZONE / 2024年9月16日 12時20分

■浦和Lの17歳FW藤崎智子が初ゴールも決め2得点に絡む活躍

 4シーズン目を迎えた日本女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」が開幕し、9月15日には2連覇中の三菱重工浦和レッズレディース(浦和L)が日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦。デビュー戦となった浦和の17歳FW藤崎智子が2得点に絡み、初ゴールも決め2-0の勝利に導いた。

 浦和は昨季に20得点を挙げたMF清家貴子がイングランドへ移籍し、その穴をどう埋めるかが注目されるシーズンになった。そのポジションに抜擢されたのは、2006年11月生まれの17歳FW藤崎だった。

 序盤こそ強豪対決でもあり試合のスピード感に戸惑う部分も見せたが、徐々に順応していくと前半12分、MF塩越柚歩のスルーパスに抜け出してボールをキープ。相手を引き付けて塩越にリターンすると、そこからのラストパスを受けたFW島田芽依が先制点を奪った。

 そして、後半スタートから1トップの位置に代わった藤崎は後半7分、MF伊藤美紀のクロスに合わせると一度はGKに阻まれたもののこぼれ球を押し込んだ。トップカテゴリーでの公式戦デビューをこれ以上ない形で飾り「ゴールした瞬間すごい声援が聞こえたので、本当に嬉しかった」と喜んだ。

 楠瀬直木監督は、「あそこで点を取れる、そういうものを持っている。去年からそういうものを感じていてデビューさせたかった」と才能を信じて抜擢していた。

 浦和はスタメン11人のうち藤崎を含む8人が下部組織出身。自身も18歳でデビューしている塩越は「デビュー戦、スタメンで、相手がベレーザなんてチャンスだねと話していたので、良さが出るようにフォローできたらと試合に入った。ポジティブな声かけをして、智子の良さが出たと思う。自分たちもこうやって支えてもらって成長してきたので、そういう気持ちはみんなあると思う」と、アカデミー育ちの選手が多いチーム構成ならではの良さが出た点についても触れた。

 この試合を視察した日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長は「新しい力がどんどん出てきて成長につなげること。新しい力やパワーは多くの人に魅力的なものに映ると思う。今日がデビュー戦の中で結果につながったのが彼女にとって嬉しいだろうし、クラブにとってもそう。すごく可能性のある選手と聞いている。今後を見守っていきたい」と話していた。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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