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J退団助っ人が太鼓判押す“異質な個性” 今季ブレイク24歳の素質を絶賛「間違いない」

FOOTBALL ZONE / 2024年9月28日 9時35分

■川崎退団ゴミスが会見、山田新の素質を絶賛

 J1川崎フロンターレとの契約を解除した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスが9月27日、Uvanceとどろきスタジアムで退団会見を実施。わずか1年でJリーグを去ることになった39歳の大物助っ人は、今季ブレイクを遂げた大卒2年目の24歳FW山田新の素質を称え、「どんどん前面に出していくべき」と太鼓判を押した。

 フランス代表として12キャップを刻むゴミスは昨年8月に川崎へ加入し、2023シーズンはリーグ戦8試合に出場。今季は第13節の北海道コンサドーレ札幌戦で移籍後初得点を含む、ハットトリックを記録する活躍も見せたが、継続的な出場機会は得られず、加入からおよそ1年後の今月24日に契約解除が発表された。

 J1リーグでは通算17試合3得点の成績。39歳のゴミスは「チームに100%貢献しきれていない」と感じていたことを明かし、家庭の事情も踏まえ、欧州帰還へ気持ちは傾いた。さらに、若い世代の選手が育っているクラブの現状も、ゴミスが退団を決断する大きなポイントとなった。

 ゴミスが期待を懸けてきた選手の1人が、大卒2年目の24歳FW山田新だ。山田は今季ブレイクを遂げ、9月27日のアルビレックス新潟戦でも2得点の活躍を見せた売り出し中のストライカー。「日本を引っ張っていく選手に育っていくことは間違いないと思っています」と言い、とりわけその素質に熱視線を送る。

「彼が持っている強いパーソナリティー、強い個性、リーダーシップの部分をどんどん前面に出していくべきだと思っています。川崎の選手は大人しい部分があると思うので、彼のそういった強い姿勢がほかの選手、さらにはクラブの成長へつながることができる。これからも成長を意識し続けていってほしい。テクニック、戦術、非常に高いレベルで日本人の選手たち持っていますけれども、新はその中でも強い姿勢を持っている選手だと思います」

 その山田は「プライベート含めて可愛がってくれた」とゴミスと共闘した日々を改めて振り返り、「練習中から『ヨーロッパだったらストライカーはここに動く』とか、細かいところから教えてくれていました」と感謝の思いを口にする。技の伝授を受けた甲斐あってか、14得点と波に乗るストライカーは「まだまだ足りない」と気を引き締めさらなる高みを目指す。(FOOTBALL ZONE編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)

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