日本代表DFを「売却するつもりはない」 英見解、アーセナルは引き抜きに「興味なし」

■アーセナルは冨安健洋の放出意志はなし

　イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋はイタリアの複数クラブからの関心が伝えられていたが、英メディア「Football Insider」はアーセナルに放出の意志はないと報じている。

　冨安はプレシーズンに膝を負傷し、復帰に向けてリハビリを続けている。この離脱期間にインテルやユベントスなどイタリアクラブが獲得に興味を持っているという噂が過熱しており、その去就に注目が集まっていた。

　一部ではアーセナルが売却に前向きとも伝えられていたが、「Football Insider」は「アーセナルは多才な冨安健洋の売却するつもりはない」と退団を否定的に報じた。「ミケル・アルテタはこの25歳の未来がエミレーツ・スタジアムにあると信じており、スカッドを弱体化させることに興味はない」と指揮官からの信頼を強調した。さらに「ガナーズが彼を売却するとしたら“莫大なオファー”が必要になる」と獲得のための移籍金は高額になることも示唆した。

　アーセナル加入後、毎シーズン負傷に苦しめられ、出場機会は限定的な冨安だが、最終ラインを幅広くカバーする万能性の高さで貢献してきた。ボローニャでの実績からイタリアでも高く評価されているが、アーセナルが日本代表DFを手放す可能性は低いようだ。（FOOTBALL ZONE編集部）