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日本人MFが「道を譲った」 今季初の先発落ち…現地メディアがライバル大絶賛「新たな次元」

FOOTBALL ZONE / 2024年10月1日 7時1分

■旗手先発落ち、ベルナルドが高パフォーマンスで「大きなジレンマ」

 スコットランド1部セルティックは9月28日、スコティッシュ・プレミアシップ第6節セント・ジョンストン戦を6-0の快勝で終えた。日本人選手も活躍したこの試合でMF旗手怜央は先発から外れ途中出場となったなか、代わりにスタメンに名を連ねたMFパウロ・ベルナルドが見せた高パフォーマンスにより序列に変化が起こる可能性を現地メディアが報じている。

 この試合ではFW古橋亨梧と前田大然がスタメンに。古橋は2ゴール1アシスト、前田もチーム5点目を決める活躍で6-0の快勝に貢献した。一方の旗手はベンチからのスタートとなり、後半26分からピッチに立っている。

 前節までのリーグ戦5試合ではスタメンの座についていた旗手。だがセント・ジョンストン戦で先発起用されたのは、ベルナルドだった。現地メディア「The Celtic Star」はこの22歳を大絶賛。「セルティックで史上最高のパフォーマンス」と称え「ブレンダン(・ロジャーズ)に大きなジレンマをもたらした」と、新たに発生した監督の贅沢な悩みを報じた。

 昨夏ポルトガル1部ベンフィカよりレンタル加入していたベルナルド。今季より完全移籍に切り替わったなか、セント・ジョンストン戦では鮮やかなミドルでチーム2点目を決める。前田の得点もアシストする活躍を見せた。

「The Celtic Star」では、今季初のベンチとなった旗手を「パウロに道を譲ったのはレオだったが、それはブレンダンが火曜の夜の試合で彼を先発に起用しようと考えていたからだろう」と、現地時間10月1日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージのドルトムント戦を考えての采配だった点に触れている。

 だが代わりに先発を飾ったベルナルドが圧巻のパフォーマンスを披露したことで「MFのポジションはパウロとレオの間で争われることになる。難しい判断だ」と、今後の起用で「良いジレンマ」が起こる可能性を取り上げた。

「レオは信じられないほど才能のある選手で、最高の守備を崩す能力を持っているが、パウロは絶え間ないエネルギーと意欲、そしてゴールへの洞察力で私たちのMFに新たな次元をもたらす。監督の計画がレオを(ドルトムント戦で)先発させることだったとしたら、パウロが計画を白紙に戻したかもしれない」

 旗手は9月の日本代表活動にも参加していたが、中国戦(7-0)とバーレーン戦(5-0)の2試合とも出番なしとなっていた。競争激しい欧州クラブで新たな戦力が実力を発揮してきたなか、ここにきて旗手の真価が問われている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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