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元日本代表が脱帽…韓国では「なかなかない」 横浜FMがKリーグ王者を圧倒できたワケ

FOOTBALL ZONE / 2024年10月3日 10時50分

■横浜FMに0-4で完敗を喫した蔚山HDの江坂任「日本のチームとやるのは楽しみ」

 横浜F・マリノスは10月2日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の第2戦で蔚山HD(韓国)をホームに迎え撃ち、4-0の大勝を収めた。蔚山には多くのJリーグ経験選手が所属しているが、元日本代表MF江坂任は試合を終えて「あそこまでオーガナイズされているチームは、なかなかない」とサッカーの違いについて話した。

 柏レイソルや浦和レッズでACLに出場経験のある江坂は、昨年から蔚山でプレーしている。また、サガン鳥栖に所属経験のあるMFキム・ミヌや、鳥栖を含めJ1の4クラブでプレーしたDFファン・ソッコ、横浜FM戦が古巣対決になったMFユン・イルロクやヴィッセル神戸でプレーしたMFチョン・ウヨンも所属している。

 その蔚山に対して横浜FMは序盤から優勢に試合を進め、前半4分にMF渡辺皓太のゴールで先制すると、ハーフタイム直前にFW西村拓真が加点。後半は反撃を狙う蔚山に対して前線の個を生かしたカウンターを機能させ、FWアンデルソン・ロペスとFW水沼宏太がゴールを奪って4点差がついた。

 前半のみで交代になった江坂だが、ピッチコンディションが厳しい蔚山でのゲームと比較してプレーしやすかったと話す。そのうえで、横浜FMに加え川崎フロンターレ(0-1)とすでに対戦し、今後はヴィッセル神戸と対戦するACLEについて「どこもスタイルが違うので、やり方が変わる。次は蔚山のホームで、自分たちの戦い方に持っていける部分もあると思う。どのチームと対戦しても、日本のチームとやるのは楽しみ。(神戸は)Jリーグで力をつけているクラブなので、ACLで戦うことで自分たちの力も試せると思う」と話した。

 このゲームでは横浜FMの攻守に組織的なプレーに分断された感もある蔚山は、キム・パンゴン監督が「マリノスは非常に攻撃的なチームと理解していた。攻撃的な部分をこちらが試合をコントロールしようと思ったが、できなかった。カウンターも予想していたが、準備していたつもりだったがそこに立ち向かうことができなかった」と話した。

 こうした面について、江坂は韓国でのリーグ戦(Kリーグ)とJリーグ勢について「全然違いますね」として、「あそこまで下からつないでくるチームもないし、あそこまでオーガナイズされているチームは、Kリーグにはなかなかない。それこそ昨日、川崎に勝った(1-0)光州FCくらいですね。あれくらいしか、しっかりオーガナイズされているクラブはない。そういう意味では、自分たちが準備してきたものより、相手のクオリティーの方が高かったなと感じた」と話した。

 江坂が話した光州FCはACLEの東地区12チームのうち唯一の開幕2連勝と質を見せているが、横浜FMと蔚山の試合については結果だけではなく日本と韓国のチームの方向性の違いが色濃く表れた面もあったと言えそうだ。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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